藤井聡太さんが研究に使っている将棋ソフトについて

標題の件については、以下の動画で詳しく話しているので動画をほうをどぞー。

動画の補足をしておきますと、第1回電竜戦(2020年)の当日にたややんさんが藤井聡太さんと対談をして、藤井聡太さんが「水匠いつも使わせていただいていますー」みたいなことを言ってたのに、その電竜戦でGCTが優勝、そして、その直後に藤井聡太さんはdlshogiを(も?)使い始めたということのようです。ナイスタイミングすぎて、この話、創作じゃないの?と私は思ったのですが、事実のようです。

// 【藤井聡太×広瀬章人】将棋研究2.0 第71期王将リーグ特集 : https://news.livedoor.com/article/detail/20882230/

ただ、その時点では、dlshogiと水匠ですと聡太さんのPCでは、水匠の方が8割以上勝ち越すぐらいの大きな差があったはずですが、しかしそれでも序盤の研究にはdlshogiの方が適していると聡太さんが判断されたのはさすがと言わざるを得ません。「天才を知る者は天才である」と言ったのはドイツの哲学者であったヘーゲルだと言われていますが、聡太さんはまさに天才なのだと感じました。

動画に対する要望などありましたら本日のコメント欄↓↓にでもどぞー。

藤井聡太さんが研究に使っている将棋ソフトについて」への4件のフィードバック

  1. 渡辺氏PCが『渡辺明名人、1秒間に8000万手読むコンピュータを購入しディープラーニング系のソフトも導入(1)』に書いてあって『CPU、GPUともにほぼ最強、税込130万円』と書いてある。RTX 3080 Ti×8だけで150万円かかるのに?

    • 家庭用の普通のPCにGPUを複数ぶら下げるのは色々無理があるので(電源容量やNVLinkや冷却や配線等。マイニングリグみたいなの使えば別ですが…)、130万円でCPU、GPUが最強と言う場合、Threadripper 3990XとGeForce RTX 3090それぞれを1つずつ搭載しているという意味に解釈してくだされ。

  2. 相手の研究をいかにかいくぐるか、みたいな戦いにおいて、「手を読み進めていくと評価値が変わる」という手順に鉱脈があるように感じています。
    つまり、「1分読ませた程度では劣勢の評価だけど、10分読ませると優勢に変わる」ような局面です。相手がその局面を軽視して深く研究していなければ、こちらが有利な手順に誘い込むこともできるのではないでしょうか。

    そこで、評価値を示す際に「思考時間ごとの評価値の推移」を視覚的に折れ線グラフや色スケールなどで表示させることができれば、
    – ずっと評価が高ければ「当たり前の手」
    – 評価が乱高下したら「難しい手」
    – 評価が急騰すれば「誘いの手」
    – 評価が急落すれば「うっかりしやすい手」
    のように、指し手に意味を持たせることができると思います。

    (ふと思いついたので、ふさわしい記事を探してコメントしてみました)

    • 思考時間増やして評価値が逆転することは少ないだすなー。
      PV(読み筋)通りに進めた局面で評価値が逆転することは多々あるので、そういうのでやるといいかもですなー。(たややんさんの定跡は勝率も見ているので、わりとそうやって作った定跡にはなっているようで…)

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