ドワンゴが昨日、日本最強の囲碁ソフト「DeepZenGO」が人間のプロ棋士と対局する「第2回囲碁電王戦」を19~23日に開催すると発表しました。
日本最強の囲碁AI「DeepZenGO」、趙治勲名人と対局へ 「プロ棋士と戦えるレベルに達した」
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1611/09/news122.html
DeepZenGoなのですが、8ヶ月でR600近く強くなっているようです!
もはや「AlphaGo以外の囲碁ソフトは大したことないんでしょ」などと言ってられなくなってきましたね。
将棋ソフトも8ヶ月ではこんなに強くならないですし、将棋ソフトのほうはKPPTの表現の限界がもう迫っていて、雑巾絞りではほとんど伸びなくなってきていますし、それからすると、まだR1000ぐらいは余裕で伸びそうな囲碁の世界が羨ましく思えてきますね。
将棋も人間遥かに超えてそろそろ限界かなと思ってたけど毎年R400も上がってるんだから奥が深いよね。
ゲームの奥の深さだけで言うと将棋のほうもR8000ぐらいの棋力というのは存在は出来るはずなのですが(PCのスペックがいまの100万倍とかになれば)、ソフトの改良でどこまで伸ばせるかというとそれはまた話が別で…。(´ω`)
前に棋力と思考時間のことで、森田将棋でも長い時間読ませればポナンザより強くなるみたいなこと書いてあった気がするけど、今のソフトでスペックだけでR8000もいくの?評価関数(森田将棋にあるの?)が間違っていたらいくら深く読んだところで正解は導けない気がするけど。
思考時間に差をつけて対局させれば1分対2分だとR200ぐらい差がつきますし、1分対4分だとR400ぐらいの差。どこかで鈍化する気もするのですが、いま観測できる範囲では鈍化しないようですね。
なので、(もしこのまま鈍化しないとしたら)100万倍ぐらいの差があれば、いまよりR4000ぐらい上がる計算になります。
アルファ碁はグーグル先生の自己申告では現在R4500らしいのでどうなんですかね
追いついたと思ったら離されてたなんて事になってなければいいのですが
ところで、XeonE5-2699v4 × 2(44コア88スレッド@2.20GHz)だとCorei7-6700(4コア8スレッド@3.40GHz)と比べどのくらい強くなるのでしょうか
RAMも増えてて、4駒だとメモリに乗らない将棋との格差がひどいです
パソコンケチるならせめてその分を賞金に回してもらいたいものです
> 追いついたと思ったら離されてたなんて事になってなければいいのですが
計算資源に差があるので計算資源に比例してRが上がるうちは、引き離されるのが自然ではあります。でもそのうち雑巾絞りみたく絞れなくなってくるのでそうなると差は縮まっていくはず…。
> ところで、XeonE5-2699v4 × 2(44コア88スレッド@2.20GHz)だとCorei7-6700(4コア8スレッド@3.40GHz)と比べどのくらい強くなるのでしょうか
将棋の場合、前者はCPUが2つに分かれていてCPU cache汚染しまくるのと、クロックが低いのとで、前者は1コア当たりのnpsが後者の半分ぐらいしか出ないですし、実質2〜3倍速ぐらいの効果しかないと思います…(´ω`) R300程度upすればいいほうなのではないかと…。
囲碁のほうはわかりません。囲碁のほうはもっとスケールするような気はしますが、倍速になったときにRがいくら伸びるのかも私は知りませんので…。
>ZeepZenGoなのですが、8ヶ月でR600近く強くなっているようです!
Deepのタイプミスですね。報告まで。
修正しました(`・ω・´)ゞ
将棋の場合、囲碁のようにDeepLearningを使う予定はないのでしょうか?
評価関数に使えればめっちゃ伸びる可能性もあるのですが、評価関数、いまの3駒関係がかなり計算しやすいわりに将棋の形勢を表現するのにかなり適しているので、現在のニューラルネットではこれには到底及ばないですね。DeepLearningにあと3つぐらいブレイクスルーが来ればそのへんの状況が変わってくるかも知れませんが…。
初コメント、初級者の質問で恐縮です。R(レーティング)の数値はどうやって決まるのでしょうか?評価値は駒割で歩が100点相当とか意味が有ると思うのですが、Rは勝率とかでしょうか?理論上最善手>強いソフト≧プロ棋士としても、その差がかなり小さい中で悪手、疑問手を放つ確率が少しずつ減って、小さい差を逆転させない能力向上を図っている感じなのでしょうか?
レーティングは基準ソフトと連続対局(3000局〜)させて決めています。いわゆる「チェスレーティング」なので、「チェスレーティング」でググってくだされ…。
ありがとうございました。3000局~もですか。。。将棋のRナンバーが上がって行っても、すごい手を指すというより何手指しても間違えないってことなのですかね。綱渡りのロープの上をずっと落ちずに歩き続けられる感じ?
将棋における3駒関係の評価関数と雑巾絞りが行えるようになったと思えば、これくらい伸びるように思うんですが、(Bonanza以来のブレイクスルーが一年弱で起こった)今後も同一のペースで強くなるんでしょうか?
雑巾絞り→もう絞れる量が極わずか
探索→従来にも増して地道な改良
ここから1年でほとんどの開発者はR200すら伸ばせないと思いますよ。
4駒は重すぎるので、3駒プラス何かですかね。
手番でないなら、玉周辺の利き、何手スキかが一瞬で判定できる関数、進行度、詰み危険度とか。
ともあれ、コンピュータが足踏みしてくれるなら、人間が一発入れられる程度まで追い付くチャンスがあるかも?
4駒(KPPP)が重すぎるから駄目かどうかは正直よくわかりません。ちなみに同じ4駒でもKKPPのほうは先手玉のKPPと後手玉のKPPが合わさっていて、テーブルを参照する回数が半分で済むのでむしろKPPより速くなります。
囲碁ソフトにおいてもこの一年の伸びというのは例外になるのでしょうかね。
囲碁ソフトの来年一年の伸びはどれくらいになると思われますか?
囲碁のほうはDeepLearningの表現の限界がまだ底なしなのでここ一年と同じぐらい伸びても何ら不思議はないというか…。
最近の将棋ソフトは駒落ちも強くてびっくりしています。
飛車角落ちの浮かむ瀬に勝ち越すのにどれぐらいの棋力が必要ですか?
私は指し手見てないので全くわかりません><
誰か将棋の強い人が検証してくれることを期待。
山本一成さんも参加してるんでしたよね
https://twitter.com/issei_y/status/796273469503639552
https://twitter.com/issei_y/status/796273540404154370
https://twitter.com/issei_y/status/796273640136327168
とのことらしいです。
叡王戦で、羽生さんまけましたなぁ。
タイトル獲得者で佐藤さん勝つかもは思ってましたが、現実になってしまった。
驚いたのが、千田さん勝ってるってことですね。
対コンピュータ最終兵器が特性を発揮するに至るまでの次の3戦が注目です。
まぁ、私情では羽生さんに勝ってほしかったです。