将棋ソフト、長時間の対局は、Deep Learning系に軍配が上がるのか?

Deep Learning系の将棋ソフト(ふかうら王)と、やねうら王(評価関数:水匠)とで、長時間にした時にどちらのほうが棋力の伸びが大きいかについて計測したので公開する。

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渡辺明名人と東大教授で日本の脳研究の第一人者である池谷裕二先生との対談記事が間違いだらけである件

ここまでひどい記事は久しぶりだ。

渡辺明名人の疑問「将棋の初手でこれを指したら負けという“必敗”の手はありませんか?」 脳研究者の答えは…
https://number.bunshun.jp/articles/-/846635

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多くの将棋ソフトで256手ルールの実装がバグっている件

256手ルールというのは、電王トーナメントなどで採用されていた、256手に達したら引き分けというルールである。強いプレイヤー同士の対局では平均手数が伸びる傾向にあるようで、最近ではコンピュータ将棋の対局でも入玉模様の将棋の割合が増えてきたため、WCSC29では320手、電竜戦では512手に変更されている。以下では規定の手数になれば引き分けとなるルールのことを「256手ルール」と書く。

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やねうら王の新しい詰将棋エンジンで将棋図巧1番が解けたようです

やねうら王の新しい詰将棋エンジンは、一度調べた局面をすべて残している&合流を処理しないのでメモリを大量に消費するという話を先日書いた。 → やねうら王詰将棋ルーチンでミクロコスモスは解けますか?

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BitCoinが値上がりすぎて将棋ソフトの開発ができない件

昨年11月に行われた電竜戦ではDeep Learningを用いた将棋ソフトGCT(エンジン部dlshogi)が優勝して、半年後のWCSC31(第31回 世界コンピュータ将棋選手権)では、Deep Learning勢しか決勝日には残れないのではないかと私は予想した

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『水匠』の何が強かったのか?

昨年の世界コンピュータ将棋オンライン大会で優勝したソフト、水匠。

大会では、水匠は探索部にmブランチを用いて、かつ、スリッパ(AMD Ryzen Threadripper 3990X)を使用していました。そのせいか、「水匠が優勝したのは、mブランチとスリッパのおかげだろw」と言う声がなくもありません。

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