やねうら王 WCSC29に参戦します

ドワンゴさんの『将棋電王トーナメント』がなくなってしまったので、コンピュータ将棋の唯一の大会は、毎年ゴールデンウィーク中に開催される『世界コンピュータ将棋選手権(WCSC)』のみとなってしまいました。今年は、やねうら王も参戦します。

WCSC29公式
http://www2.computer-shogi.org/wcsc29/

今回のやねうら王はどうなの?

結局、やねうら王は、テラショック定跡は、20万局面ぐらいしか掘れず。

またdepth 36のようなある程度深い探索をしても序盤の評価値は、わりといいかげんで、それよりは、多少弱いプレイヤーであっても(depth 30ぐらいであっても)、そのプレイヤー同士の対局の勝率のほうがまだ信用できるということがわかりました。

テラショック定跡手法でもある程度掘れれば、中盤あたりの、評価値がわりとはっきり出る(信頼できる、大きめの値がでる、という意味)局面まで行くので、そうなれば良いのですが、初期局面付近までしか掘れていない枝は結構指し手の怪しい局面が多くて、これはまずいぞという感じです。

あと、たぬきチームやQhapaqチームは何やらクラスター、クラスターとツイートしているところから察するに、疎結合クラスターをやるんでしょうね。私のほうもクラスター、予定はしてたんですけど、評価関数が強くならなくて、ほんと、そればっかりで時間を湯水のように使ってしまいました。これは時間が足りなかったという言い訳をしているのではなくて、「そこに時間の全部を溶かしちまったぜヒャッハー」という自虐です。

でも、クラスター化するのとしないのとではR100~200ぐらい変わるでしょうし、ちょっとクラスター化のプログラム書いてみっかーと昨日から書き出したのですけど、これ1日、2日で書けるプログラムじゃない気がしてます。

とりあえず、本日5月2日の前日テストは不参加に変更して、家でもうちょっとクラスターのプログラム書いて、終電で現地に移動して、5月3日の大会中にプログラム書いて、デバッグして、5月4日以降に間に合えばいいかと思ってますが、果たして現地で書けるのか、現地でデバッグができるのか、初参加なのに前日テストなしで大丈夫なのか、AWSにsshで接続して思考エンジン動かしたことないけど本当に動くのか、sshタイムアウトってなんすかそれ、sshでファイル転送ってどうやるんすか、クラスター化なしで予選を通過できるのか、終電乗り遅れるのではないか、当日寝過ごすのではないか、負けると『将棋神やねうら王2』(年末ぐらいに出せたらいいなぁ)の売上に響くのではないか、竹部さゆりさんなど同じチームとして応援に来てくれる人たちの手前、予選敗退はまずいんじゃないか、マイナビさんからWCSCに寄付したけどこれで予選落ちまずいでしょ、お多福ラボの社長の浜道さんも3日目観戦に来るらしいんだけどなんで3日目なんだよそこまで勝ち進んでなかったらどうすんだよ、など不安要素しかなくて心臓がいまにも張り裂けそうです。

大会開催期間中、このブログを更新する余裕はないかも知れません。
あと、上のような状況ですので、私は会場ではずっとプログラム書いてて、あまりお話できないかも知れません。予め御了承いただければと。

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やねうら王 WCSC29に参戦します” への9件のコメント

    • GPW杯はその規模や性格性から、個人主催に近いのかなと思っています。(なので本記事で取り上げるような大会からは除外いたしました。)

  1. 『評価関数が強くならない原因が判明したけど、WCSC29終るまでここに詳細は書かないよ』
    的な事を言ってたような気がしますが、その原因をクリアできなかったのですかね?
    ファイル転送はwinscp使うのがいいんじゃないの?良く知りませんが。
    「いちニャン去ってまたいちニャン」を超える服を期待しています
    やねうら王が全勝優勝しますように。ナミナム

  2. 勝つよ勝つよと言って勝っても盛り上がらないからファンを不安にさせておいて喜ばせるというふりですね。さすがエンターテイナー。

  3. 一次予選を全勝で通過されて良かった。
    プログラミングに熱中して、睡眠不足にならないように願っています。

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