入玉の宣言の件かと思った人、まあ、それは去年もそうだったのでいまさらなので、どうでもいいのですが、もう一つ重大な違いがあることに気づきました。
それは、256手ルールです。電王トーナメントでは256手で終局(引き分け)です。
なので、Ponanzaなどに見られるよう、普通は、256手に達したとき、その局面の評価値を 0 (引き分け時のスコア)にしています。こうすることで、256手ルールなしの条件下では240手目で負けの局面があったとしてもここから王手ラッシュなどをすることで256手に到達させ、引き分けるような指し手が指せるようになります。
逆に240手目で自分が優勢の場合、256手目で引き分けのスコアになるのでなるべくそれを回避して勝ちになる指し手を探そうとします。
このように256手目引き分けルールにおいては、探索時に256手目の局面の評価値を 0 とみなすことで、より勝率が上がるのです。
さて、本電王戦のルールなのですが256手目に到達した場合、立会人が判定して、対局を続行するか、勝ち・負けの判定を行なうようです。
ちょっと待ってください。256手で引き分けだと思って王手ラッシュするんですよ?駒とか全部捨ててるかも知れないんですよ?そんな局面、立会人に判定されたら「コンピュータの負けでしょう」と判定されるに決まってるじゃないですか。なんなんですか、この糞ルール。
そんなわけでして、「256手目で引き分け」という思考エンジン設定は解除しておかなければなりません。他の開発者の皆さんも忘れずに。
これによって貸出時の思考エンジン設定とは挙動が違ってくるかと思いますが…そんなん知らんがな(´・ω・`)
やねさんは、大変なことに、気がついてしまったみたいですね。(笑)
本番でやねさんが不在で、くまのぬいぐるみに
変わっているかもしれないと思うと心配です
いや、ほんと、CMのあと私がくまのぬいぐるみになっていたらお察しください。
元ネタは教育テレビの「綺麗な雲古事件」でしょうか?
くまのぬいぐるみの話ですか? ロンパールームが発端だと言う噂ですけども。
ロンパールーム – Wikipedia
スイマセン、ロンパールームの「きれいなきんたま」でした。
『この番組にはとある都市伝説がある。先生からゲームとして「『き』で始まるものの名前を答えて下さい」と言われた幼児の1人が、「きんたま」と口にして、先生が「もっときれいなもので答えてね」と言ったところ、今度は「きれいなきんたま」と答えた。そこで番組は「しばらくお待ち下さい」と放送が中断し、再開されるとその幼児が座っていた場所にはクマのぬいぐるみが置かれていて、この幼児はいなくなっていた、というものである。生放送中の出来事とされる』
ああ、はい、そうですね。
設定解除はしていただきたいですが、ちゃんとドワンゴに連絡して、それだけじゃ不安ですから、連盟の片上さんとかにもTwitterで連絡してくださいね。
去年みたいなことはもうないようにお願いします。
ざっと検索しただけですが、
第2回将棋電王戦 対局ルール
http://ch.nicovideo.jp/denousen/blomaga/ar25341
には256手規則の記載はありますが、
前回やねうら王が出場した、
第3回将棋電王戦 対局ルール
http://ex.nicovideo.jp/denou/3rd/rule.html
には256手規則の記載は無かったんですね。
事前貸し出しによって殆ど稲葉七段に看破されてるやねうら王ですが、そんな必殺技があったとわ!他にも秘策ありますか?(・ω・)
第二回電王戦からちゃんとあるルールのようです。なのでこれを理由に変更を認めることはできないと思われます。
ch.nicovideo.jp/denousen/blomaga/ar25341
○ 256手規則
256手目が指された時点で、対局は立会人によって止められる。そして、立会人は下記(A)~(C)の状況を勘案して、対局続行、引分けまたはどちらかの勝ちを裁定する。
(A)両方入玉・・・24点法に則って、対局続行又は立会人が裁定を行う。
(B)片方入玉・片方未入玉・・・対局続行又は立会人が裁定を行う。
(C)両方未入玉・・・対局を続行する。
※入玉とは、自玉が敵陣3段目までに進んでいる状況を指す。
256手を過ぎて対局が続行された場合、立会人は形勢に大差が着いたと判断した時点で、局面を止めて勝敗の裁定を行う。256手の時点およびそれ以降の局面での立会人の裁定は、対局者双方とも拒否できない。
立会人の裁定が、分かれた場合は連盟側の立会人の裁定を以て決定とする。ただし16時まで上記の引分けにあたるものとなった場合、千日手の場合と同様の方法により、指し直しとする。
電王戦は稲葉さんの研究発表会になりそうなので興ざめ気味ですが、それはそうとひまうら王の完成はいつ頃でしょうか。無期限延期でしょうか。
>256手目に到達した場合、立会人が判定して、対局を続行するか、勝ち・負けの判定を行なう
つまり電王戦FINALの将棋は不確定ゲームってことですね。
なんか「プログラム変更」の話がメインになってますが(そして続報で否定されてますが)、私はルールの妥当性の方が気になりますw
まあ電王戦は将棋であると同時にエンターテイメントですし、なにより256手行くことはまずないので、「細かいルールは読んでません。強いソフトです」というスタンスでいいような気がしますww