年末なので、2020年の将棋ソフト界隈のことを自分目線でまとめておきたい。自分目線なので全然まとめになってないとは思うけども、その点は御容赦願いたい。

ミクロコスモスというのは、1525手詰めとして知られている有名な長編詰将棋である。これが、やねうら王の新しい詰将棋ルーチンで解けるかどうかで言えば解ける。原理的には、メモリと時間が無限にあればどんな問題も解けるのが、この新しい詰将棋ルーチンであるから。

やねうら王のエンジンには、tanuki-詰将棋エンジンがその仲間にいましたが、今回、やねうら王詰将棋エンジンを追加しました。

開発者の皆さん。詰将棋ルーチンをせっかく作っても、そのベンチマークの方法に悩んでいませんか？詰将棋問題集を手打ち入力なんていまどきナンセンスです。

ふかうら王の製作のためにdlshogiのソースコードをくまなく読んだので、Deep Learning型の将棋についてつらつらと書いてみる。

将棋界でもチェスのフィッシャールールが取り入れられることが多くなってきた。フィッシャールールとは、1手ごとにN秒加算するというルールである。

dlshogi互換エンジン「ふかうら王」を公開しました。

将棋系YouTuberのアユムさんの動画で気になる内容があったのでちょっとコメントを書いておきます。

前回の続き。今回は、利きの方角ごとの価値について考えます。

やねうら王の定跡生成のためにMCTS(モンテカルロ木探索)の探索部書いてたんですよ。まあ、半日ぐらいでだいたい書けて、ふと思ったんです。あれ？これ、dlshogiの評価関数呼び出せるようにしたら、dlshogiなんじゃね？と。