今年の電王トーナメントでも前評判では「激指先生が出てくるならやねうら王なんかお呼びじゃねーよ」という声が多かった。
それが激指先生がやねうら王に二連敗(予選と本戦)すると、「激指たいしたことねーなw」「激指なんのために出てきたんだ?www」「やねうらおさんはマジ天才だな」とか、手のひら返しがひどすぎる。
まあ、将棋ソフトで独自路線を打ち出すにしても、一定の棋力は確保した上でないと誰も見向きもしないということがよくわかった。下手すると話すら聞いてもらえないし、アフィカスブログにすら取り上げてもらえもしない。
おまけになんとかちゃんねるでは、ソフトの棋力が低いとその作者の頭が悪いかのような言われようである。与えられた局面に対してαβ法で探索して指し手を返すだけの将棋プログラムであっても、それを作るには平均的なプログラマー以上の技術力は必要だと私は思うんだけどな…。
ともかく、あと2,3ヶ月の間、私は今回の電王トーナメントでやり残した課題(宿題?)を片付けなくてはならない。私にとってはまだ今回の電王トーナメントは終わっていないのだ。
あと、ひまうら王(人間の棋譜を評価関数のパラメーターに用いない)の実験は1月10日ぐらいからやります。まだ定跡生成のタスクが終わらないのでPCが空いてなくて。
本年、やねうら王を応援してくださった皆さん、ありがとうございました。
途中から手のひら返しで応援してくれてたなんとかちゃんねるの奴らもありがとな!
それでは皆さん、良いお年を。