uuunuuunさんにお願いして、思考エンジンがどれくらいの探索局面数(やねうら王であれば、この値はNodesLimitオプションで制限できる)で、どれくらいの棋力になるのかを調査していたときに、スレッド数によってこの強さが変わることに気づきました。
初段あたりでは、Threads = 1よりThreads = 4のほうが強いんですね。(最大でR100程度)
NodesLimitは固定してあるので、探索局面数は変わってません。LazySMPにおいて、スレッド数を増やすと深さがあまり稼げなくて広く浅い探索になります。
おそらく、少ない探索局面数だと枝刈りしすぎていて頓死(とか読み抜けによる大損とか)を食らいやすく、それがスレッド数を増やすことによって広く浅くになり、頓死が減るのではないかと思います。
なかなか興味深い結果であると思いました。
まあ、段位設定自体は、将棋倶楽部24に倣い、初段がR1600、二段がR1800、…というように有段は200刻みなので、R100変わったとしても設定された段位からそれほどずれたものでもなく、誤差と言えるかも知れませんが。