今年の5月に開催されたWCSC26(第26回 世界コンピュータ選手権)では、Aperyをライブラリとして使ったチームが非常に多かったですが、今年10月の電王トーナメントではそのへんの勢力図はどう移り変わっていくのでしょうか。開発者向けのライブラリとして見たときに、Aperyではなくやねうら王を用いるメリットについて書いてみます。
本記事は、やねうら王の開発側から見た一方的な見解ですので、そのつもりでご覧ください。
今年の5月に開催されたWCSC26(第26回 世界コンピュータ選手権)では、Aperyをライブラリとして使ったチームが非常に多かったですが、今年10月の電王トーナメントではそのへんの勢力図はどう移り変わっていくのでしょうか。開発者向けのライブラリとして見たときに、Aperyではなくやねうら王を用いるメリットについて書いてみます。
本記事は、やねうら王の開発側から見た一方的な見解ですので、そのつもりでご覧ください。
さらに10億局面ほど追加で公開しました。
やねうら王2016Midのほう、学習部も一通り書けたので、これで安定バージョンとします。
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私はかねてより評価関数ファイルを(評価関数パラメーターを)ゼロベクトルから学習させる必要性があると感じてました。これは、世界コンピュータ将棋選手権のルールにおいては、例えば、Aperyの評価関数から追加学習させるとAperyのライブラリを用いたことになり、ライブラリ申請をするときにAperyと書かないといけないからです。
表題の件を当事者視点で。
やねうら王2016Midでdepth6で探索した教師用局面ファイル45億局面分を期間限定で配布します。
昨日、こんな記事を書いたのです。
やねうら王 定跡フォーマット2016ではsfen文字列とそれに対応する(その局面での定跡となる)指し手をずらずらと書くようになっているのですが、sfen文字列は、一意に定まらないということをすっかり忘れていました。
とりあえず40コア80HTのPCで1週間ほどかけて生成出来た分を、やねうら大定跡V1として公開します。
今回は、やねうら王を使って定跡を作る方法について解説します。