将棋が大規模定跡によって先手必勝まで到達するのも時間の問題であろう。
ここで言う先手必勝と言うのは、将棋AIの評価値で400ぐらいのことを指していて、詰みまで読み切っているという意味ではないし、また、評価値400ぐらいだと人間同士の対局ではまだ一波乱も二波乱もありうるぐらいの形勢なので、AIの世界で定跡で先手必勝が証明されたところで人間の対局にはさほど影響しないと思う。(と書いておかないとコメント欄で発狂する人がおるんやで…)
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ここで言う先手必勝と言うのは、将棋AIの評価値で400ぐらいのことを指していて、詰みまで読み切っているという意味ではないし、また、評価値400ぐらいだと人間同士の対局ではまだ一波乱も二波乱もありうるぐらいの形勢なので、AIの世界で定跡で先手必勝が証明されたところで人間の対局にはさほど影響しないと思う。(と書いておかないとコメント欄で発狂する人がおるんやで…)
続きを読むfloodgateという将棋AIの対局サイトでTuyouraOuというソフトが2週間レーティングで1位となった。
これは、私が放流しているソフトで、337万局面の大規模定跡を搭載している。dlshogiがWCSC35の時点で330万局面収録されているらしいので、(局面数においては)それを上回った形である。
続きを読む最近、やねうら王プロジェクトでは大規模定跡を掘っているせいで、「この局面についてはどうですか?」などと局面を送り合うことが増えた。局面をこうしてやりとりする方法として、CSAファイル形式やKIFファイル形式などがあるが、SNSに貼り付けるには、やや冗長である。
続きを読むWCSC35(第35回世界コンピュータ将棋選手権)の二次予選において、dlshogi VS nshogiが、dlshogi思考時間0秒のまま勝ちきってしまった。言うまでもなく、二次予選において詰みまで思考時間0秒で指して勝利した将棋は、本大会初である。今回は、このことについて詳しく書く。
続きを読むWCSC35(第35回世界コンピュータ将棋選手権)、皆様、お疲れ様でした!やねうら王もエンジョイ勢として(?)参加してきました。
続きを読む将棋は先手必勝のゲームである。将棋AIの大会上位チームの開発者でそのこと自体を疑っている開発者はたぶんいない。とりあえずは、この記事を読むにあたって、これを事実として飲み込んでいただきたい。それで、このような先手必勝のゲームにおいて、後手はどのような戦略を取ればいいのかというのを書いていく。
続きを読む将棋AIの2024年は大規模定跡時代の幕開けだ!(大航海時代みたいなノリで言ってます)
続きを読む以前、私は定跡生成スクリプトをPythonで書いた。書いているうちに気づいたのだが、先手なのに1手損すると後手番になるのだ。(当たり前か) そうすると、局面は後手番の定跡に突入する。つまり、せっかくそれぞれの局面を探索して定跡局面を作成しているのだから、その得られた定跡局面から盤面を180°回転させた局面は、調べたくないわけである。
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