今日は電王戦第2局のSelene VS. 永瀬拓矢六段の対局ですが、私のほう、実況するのが時間的に難しいので、今日も前回の続きを書いていきます。
※ なお今回の記事だけではなく、このシリーズ全体に言えることですが、インタビューのとき、私が言葉足らずになっていた箇所については、本記事を起こすに際して書き足しました。あと、記憶を頼りに書き起こしているので、細部が違うことは多々あると思いますが、そのへんはご了承願います。この記事のインタビューアーの言葉をソースとして佐藤映像を批判するのは、おやめください。(たぶん正確な言葉ではないので…)
— 「後手番だと勝率5%ぐらい下がり、下手な定跡を突っ込むと10%ぐらい勝率が下がる」とブログにありましたが、「勝たせてあげたい」というのは本心ですか?
私「私のブログよく読んではるんですね…。(そんなにブログを熟読した上で鋭い質問をされて、そして私の受け答えを映像編集で切り貼りされたら、そりゃ炎上PV、一丁上がりですわ…) あまり勝ちたいという気持ちはなくてですね、それよりは、公式対局で最後にプロ棋士に負けた将棋ソフトとしてコンピューター将棋の歴史に名を残すほうが価値があるかな、と。」
— 最後に負けるということは、AWAKEとponanzaは勝つと?
私「まあ、勝てるんじゃないですか。AperyとSeleneはどうだかわかりませんが、たぶん負けます。Seleneとか、鬼殺しのような変な定跡入ってますから、その変化になるなら事前研究すれば100%勝てます。」
— 今回、プロ棋士側はかなり研究しているようですが、どう思いますか?
私「前回の電王戦でのプロ棋士側の研究の仕方がおかしかっただけで、ゲーム攻略として見れば、今回の状態が普通だと思いますね。今回のほうが興業的に見ていいとは思いませんが。」
— いまのソフトでも研究すれば穴は見つかるものですか?
私「見つかりますね。私がこの八百長ルール(事前貸出ルール)で研究していいなら、100%ソフトに勝てますね。私にプロ並の棋力があればの話ですが。」
— 100%ですか?これまた凄い自信ですね。
私「まあ、私は色んなゲームで全国スコアラーだったので、ゲーム攻略としてなら負ける気はしませんよ!(`ω´)」
— 電王戦は今回でFinalですが、「もっと続いて欲しい」とかそういうのはありますか?
私「いまのソフトの中終盤力というのは、すさまじいですよね。互角のまま終盤になればまず勝てないという。そうなると、勝負どころというのはどんどん前倒しされて序盤のほうに来るんです。言うなれば決着が序盤でついてしまう。序盤で決着をつけなければならない。そういう時代が来ているのです。序盤で大差にしないと人間はソフトに勝てない(勝ちにくい)んですね。これを電王戦のような舞台でやったときに開始早々1時間ぐらいで明確な優劣がついてしまう。そうせざるを得ないという意味はあります。これでは興業的には成り立たないですよね…。あとの10時間ぐらいの放送枠をどうやって時間を潰すのかという問題があります。サークルKサンクスのスイーツを10時間食べるのか。(笑)」
(【後編その3】につづく)
反省してマース。
あれですかね、カードゲームでいうテンポの概念ですかね。
先にテンポ取ってあとはバランス感覚でどうにかするっていう。
HSっていうゲームのテンポの取り方は簡単で、1ターン目に1コストのミニオンを出すという事です。これでほとんどテンポ取れます。先出優勢です。まぁ、ひっくり返されることもなくはないですが。で、そこからはバランス勝負で、天秤をこっちに傾けたまま有利を広げることに終始します。これが結構難しい。
それに通じるものがあるように感じました。
あぁ、そうだ。ぜひHSを攻略してください。
http://us.battle.net/hearthstone/en/
PayToWinともちょっと違った不思議なゲームです。
どうでしょうか。
HS?またリアルワールドに戻って来れなくなるじゃないですか!(`ω´)
PV楽しみです。どんなのに仕上がるのかな。
> 序盤で決着をつけなければならない。
新米長玉と名前の付いた米長邦雄永世棋聖VSボンクラーズ2手目△6二玉は有効だという考えでしょうか?また、プロ棋士が言う勝ちパターンは「序盤から激戦。中盤すっとばしていきなり終盤」についてはどう考えますか?
6二玉に限らず何であれ初手付近で定跡外すのは対コンピューター戦略としては基本ですね。また「序盤から激戦」も、いい戦略だと思います。
ウィキペディア -立会人
立会人(たちあいにん)とは、選挙、スポーツの試合、将棋や囲碁の対局などで不正がないか、記録が正規に行われたかなどを見届けることを仕事とする人のことである。基本的には立会人は選挙や試合の当事者とは異なる第三者が務める。
立会人が棋士側の人間ってなんかカイジの世界みたいですね。
完全に三浦九段は立会人失格だと思います。
まあ、開発者側の代表が審判しても、その人にある程度の棋力がないと判断に困りますし…。
でも三浦九段はっきり自分は永瀬さんの応援だって言ってますよ。
審判で判断する立場なのに・・
第二局開始から2時間12分経過の場面
三浦九段「はっきり言って立会人ですけど、永瀬さんの応援なんですけど」「そういう事あってはならないんだけどね本当は」
山口恵梨子「え〜立会人、何言ってるんですか先生」
三浦九段「まあいいじゃん今日ぐらいは別に」
山口恵梨子「西海枝さんに言っちゃおう」
三浦九段「まあ内緒で」
ちなみにカイジの兵藤会長のセリフです。
「公平である必要はないが…、
公平感は客に与えねばならんのだ…!」
まあ、応援まではいいんでないですかね。肩入れしたらおかしいですけど。
そうですか応援まではいいですかね。なんだか私も愚痴を言ってスッキリしましたし(笑)。
よしとしますか。
爆心地で全裸正座待機☆wwwwwwwwwww
あれ☆www? PVこないんだぜ☆wwww(/_\)??
来週のお楽しみなんですかね…。
ふと思ったのですが、今回のインタビュー文章化について佐藤映像さんとの合意や何らかの意思疎通はあったのでしょうか?かなりの内容を公開してくれてるように見えて驚いています。
あと、PV延期で佐藤映像さんが頭抱えてる絵が浮かびました…笑
今回の文章化は、佐藤映像さんとは何も話してないです。長時間のインタビューを記憶を頼りに文字起こししているので内容もあまり正確でない、妄想記事かも知れません。(とか逃げる準備をしておく!)
いつもは終局後に公開されるPVが来週公開になったのは、やねうら王さんが原因ですか?
1週間後の函館は13度ぐらいで、そこそこ暖かいみたいですが体調に気をつけて行ってらっしゃい(^^ゞ
PVが公開されなかった件は、確かに私のせいかも…。関係者の方々、すみません…。
互角のまま終盤に行くと、俗にいう
詰むや詰まざるやの局面になり、ソフトの苦手な
長手数の詰みが絡む局面で人間側が有利になるのではないでしょうか?
aperyなど詰みルーチンを詰んでいないソフトが多数ありますが
1PCの場合、例えば終盤だけ詰みルーチンを動かすようにしてもデメリットのほうが多いのでしょうか?
詰将棋ルーチンを1スレッドにだけ割り当てるという方法がよくとられますが、詰将棋ルーチンでは評価関数は呼び出さないのが普通なのでやたらとその部分のnpsが高くて、置換表へのアクセスでメモリ帯域を使いきってしまい、他の探索スレッドが置換表へのアクセスで待たされるので、トータルではかなり損をするのが普通です。PCのメモリ帯域がもっと上がれば実用になるのかも知れませんが、いまのPCのアーキテクチャではいま一歩ということのようです。
また、長い持ち時間であれば、通常探索開始前に詰将棋ルーチンを呼び出す、みたいなことは有効なのかも知れませんが、そもそも詰みが発生しているような局面であれば他にも即詰み以外の勝ち方があるのが普通であり、詰将棋ルーチンで消費する時間ががむしろ足を引っ張ることのほうが多いようです。
まあ…色々改良の余地はあるのかも知れませんが…。
どんなPVがくるのかと思っていたら延期になりましたか(佐藤映像のことだから・・・の予想通りだった気がしますが)。
「見つかりますね。私がこの八百長ルール(事前貸出ルール)で研究していいなら、100%ソフトに勝てますね。私にプロ並の棋力があればの話ですが。」
あたりを使ってたのでお蔵入りでしょうかねぇ
そこがNGだとしたら、どこが使われてもお蔵入りしそう..。
今日ニコファーレで使われていたやねうら王2014、2七同角不成の時点で、6筋に二歩した上で次の候補手を王手放置した上で4九角とかしていましたが、やねうら王2015、大丈夫なんでしょうね?
そのへんは大ジョブ(´ω`)b たぶん。
宣伝上手(?)なやねさんのおかげでPVへの期待感はMaxであります。
でも、待てど暮らせど現物が届きません。
これではまるで「メニューだけ見せられたわんこ状態」ではありませんか!
PVがようやく届きました。
これで土曜日からの「おあずけ状態」から解放されます。
それにしても佐藤映像さんの苦労がしのばれるPVの仕上がりですね。
特に、「お・も・て・な・し 失敗」のくだり。
なにやら精一杯の「やねさんへのお返し」の様で、笑っちゃいました。
PV、実にいい映像でしたね!
PVは面白い素材が取れすぎて程よい炎上具合に仕上げるのに苦労しているのかもしれませんね。文章にしただけでも年収の話とかジョークと思しき部分もジョークっぽく見えませんし、その場で見ないとニュアンスが伝わらないのは仕方ないかと。まあ編集されている動画がどういうものか良識のある人には分かるでしょう。
対局後のコメントに期待しています。
インタビューアが読んでいるのを知った上で、インタビューの内容を先にブログで公開してしまうやねうらおさんは、けっこうおちゃめな人だなとおもいました。
PVを待ちながら、、、
>私がこの八百長ルール(事前貸出ルール)で研究していいなら、、、
もともとは「囲碁上手の八百屋の長兵衛さんが商売出入りを許されていた関取の御機嫌を取る為に接待碁をやっていたこと」に由来するそうです。
さて、電王戦での「八百長ルール(事前貸出ルール)」は誰が誰を接待しているのでしょうね?
まさか「やねうら王が稲葉7段を接待している、、、」ことはないと思うのですが、、、。
いやまあ、どうでもいいことなんですけれどもね。
やねうら王は相手を接待しているつもりがドジって怒らせちゃっているパターンだと想像。
そうですか。
やっぱり接待しているのですか。
だから「八百長だ」と言っていいと。
でもそれは「一応決めごとだからそうしているだけで、自主的にやっている訳ではない」と。
、、、なるほど。
まったく勝負とは無関係な質問で恐縮ですが、
電王戦では棋士側にプログラム側の指し手をリアルタイムで表示するモニターとかがあるのでしょうか?
電王手くんの、のっそ~い動作が終了しないと棋士さん指せませんよね。
電王手くんの動作する分までがプログラム側のタイム加算になるのでしょうか?
電王手さんの動作時間は(両対局者の)時間計測から除かれています。Aperyは秒読みにおいて60秒寸前まで思考し、そのあと電王手さんが10秒ほどかけて動いています。
御返事ありがとうございます。
電王戦では電王さんの動作待ち時間のために
先読みなどの実思考時間は60秒より長く取れる
仕組みなのですね。
とすると、電王さんが盤上でライト点けてイメージセンスするタイミングで棋士側にはプログラム側の指し手が想像付くので多少有利になるのですね。
電王戦では、
思考時間をランダムに増やす機能が知らないうちに
電王手さんによって組み込まれていたという衝撃の事実
にびっくりw
毎回1時間で決着が付くんならN○K将棋トーナメントより見世物としては優秀ですね
でも、残りの10時間がお勧めスイーツのコーナーでございます。
初めてブログ拝見しました。
2点ほど御質問させていただきます。
①「私がこの八百長ルール(事前貸出ルール)で研究していいなら、100%ソフトに勝てますね。」とありますが、八百長ルールと揶揄するほど御不満がありながら、この電王戦に出られる理由はなんなのでしょうか。
②上記のように語られますと、プロ側は勝って当たり前(八百長ルール)、負けたら実力不足であるという認識でいらっしゃるのでしょうか。もしそうであるなら、第三戦にてプロ側が勝った場合、やねうらお様が「負けました」と言う必要すらなくなってしまうのではないでしょうか。
お忙しいとは思いますが、お返事いただければ幸甚です。
第三戦、楽しみにしております。
> 八百長ルールと揶揄するほど御不満がありながら、この電王戦に出られる理由はなんなのでしょうか。
世の中には政治に不満があるから政治家になる人もいるですよ?
> プロ側は勝って当たり前
プロ側は、「将棋に理解があり、かつゲーム攻略に長けた」アドバイザーがついているなら勝って当たり前ですが、今回もそうではないので、実力勝負に近いと思いますね。特に、第一局、第二局はそういう印象を受けました。それなのに二局ともプロ側が勝利したのが何ともドラマチックであるなと。
まだ電王戦Finalの途中であり、やねうら王様の出番もまだという状態ですが、気の早い一部の方々の中では「電王戦リベンジマッチ」の話題が大ブレイクしているという噂です。話題の中心は「永瀬6段vs修正Selene」のようですが・・・
私は、それよりも見たいものがあります。
>— いまのソフトでも研究すれば穴は見つかるものですか?
>私「見つかりますね。私がこの八百長ルール(事前貸出ルール)で研究していいなら、100%ソフトに勝てますね。私にプロ並の棋力があればの話ですが。」
>— 100%ですか?これまた凄い自信ですね。
>私「まあ、私は色んなゲームで全国スコアラーだったので、ゲーム攻略としてなら負ける気はしませんよ!(`ω´)」
昨年度の大晦日のリベンジマッチは森下九段が、自ら発した言葉により戦うことになりました。
これをふまえて、「リベンジマッチ」かというと疑問になるので表題は変更が必要と思いますが、棋力不足は気合と才能と天性で何とかすることとして(たぶんなんとかなる)、自らの「やねうら王」との対局、素人無敗?「ポナンザ」との対局、現電王「AWAKE」との対局どれがお望みでしょうか?
もちろん「もしやるなら」ということで、対局料、日程、会場の温度湿度管理、その他もろもろの不備はない前提でいかがでしょうか?