電王トーナメントを終えてその2

前回の続き。感想を少し書いておきます。

SilverBulletの作者さんが@ITのライターをされているようで記事が上がってました。

【76】コンピュータ将棋ソフト開発者になってわかったこと
http://el.jibun.atmarkit.co.jp/noriwo_t/2015/11/post-e9e4.html

今回の電王トーナメントで印象に残っているのは、超やねうら王 vs Ponanza戦。

「いまの(超やねうら王の)角あがり、Ponanzaは悪いと言ってま~す!」

Ponanzaの山本くんが私のところに来て、そう言った。超やねうら王はこの局面、互角と見ている。それどころか、そこから16手ぐらい進んだ局面でやっと自分の形勢が悪いことに気づきはじめた。

Ponanzaとこんなにも違うのか。

Ponanzaは16手先が見えていたわけだ。

これは生半可な覚悟では足元にも及ばない。

そして上位ソフトの開発者の誰もが技巧の出村さんから受けた洗礼。

ホント、それな。

そんなわけで、来年は私が天才(バケモノ?)であるところを皆様にお見せできればと思っています。

電王トーナメントを終えてその2」への6件のフィードバック

  1. いまから、モチベーションを上げると、来年秋まで続かないのではと危惧しましたが、変身する決意表明かと思い直しました。

    自分も見習わなければ。

  2. そろそろ遊びでは済まない規模になってきたんですかね。
    がんばってください。

  3. >そろそろこのゲームの所持金が32bit整数の限界を超えそうだが・・・
    いろいろなところでバケモノを実行されておられるようですね。

    それにしてもやはり流れは「開発体制的なところ」に移ってきたようであります。
    そうして「ぬこクラスター」はやっぱり必要な先行投資だったのでした。

  4. (^~^) バケモノかだぜ☆

    (^q^)そういうえばドワンゴ会長がよくいう 人間は知性で負けたことがないとかいう説を ほうほうと間に受けていたんだが、

    昔は フクロウ や ゴリラ の方が賢いと思っていた人間もいるかもしれないな☆
    そういえば 将棋ソフトには 動物が多いぜ☆

    人智を超えたものを前に
    コンピューター・エンジニアが 祈祷や 卜占に変わっていくのかだぜ☆
    楽しみだぜ☆(^~^)

  5. >Ponanzaは16手先が見えていたわけだ。

    これはPonanzaの評価関数が優れている、、、という理解でいいのですよね?
    まさか探索深さがそんなに違っている訳ではないですよね?

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