今回は、やねうら王を使って定跡を作る方法について解説します。
月別アーカイブ: 2016年7月
やねうら大定跡はじめました
やねうら大定跡とは?
大きな局面ファイルのシャッフルについて
将棋の局面をただひたすら書きだしたファイル(仮にテキストファイルだとする)があるとして、機械学習をオンライン学習系のアルゴリズムを用いる場合、最後のほうに学習させたデータに引っ張られる傾向があるため、この局面データ(テキストファイルの各行)が事前にランダムシャッフルされていて欲しいというのはあります。
SkalakeとXeon E5 v4とではどちらが電気代が安いですか?
神様がワットチェッカーをプレゼントしてくださったので消費電力を計測してみました。
コンピューター将棋でXeon Dual構成はアリなのか?
とりあえず20コア×Dualで物理40コア、論理80コアのPCが1台届いた。早速これをコンピューター将棋に活用していこうと思うのだが、結構嫌らしい問題があることに気づいたのでざっと書きとどめておく。
「Ponanzaの80億局面」の80億の根拠とは?
という質問が電波に乗ってゆんゆんとやって来ていましたのでお答えします。
NDF(WCSC25)の機械学習結果の欠陥とは何だったのか?
棋譜を大量に生成している最中の皆さん、こんにちは!
このブログのコメント欄でNDF(WCSC25)の手法について質問があったのでお答えします。
将棋の局面を256bitに圧縮するには?
Ponanzaに倣い、大量に自己対戦棋譜を生成してそれをもとに強化学習をやりたいわけですが、この生成を誰かに手伝ってもらおうと思ったときに棋譜のファイルサイズが大きいので、そのやりとりが意外と大変です。
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マシン1000台きぼんぬ
短い持ち時間と長い持ち時間とで、探索パラメーターのチューニングの方針が違うため、長い持ち時間でチューニングしたいパラメーターがいくつかあるのですが、4スレッド1手15秒だと、1局に30分ぐらいかかります。3000対局させるのに107日かかります。
魔女をめぐる冒険
やねうら王2016 Midが魔女(SilentMajority)と同じぐらいの強さになったところで、魔女の強さの秘密を書いていこう。というより、まずは、何故それまでのやねうら王が魔女より弱かったのかを書いておこう。あらかじめ言っておくけど、今回の記事は超長いぞ!