【WCSC29番外編】白ビールのきび団子

WCSC29の会場で白ビールチームの芝先生がきび団子を全チームに配っていた。昨年も同じことをして、白ビールチームが優勝したのは記憶に新しい。今年は味をしめたのか、芝先生は3箱に増量して会場に臨んだ。

きび団子は芝先生の出身地である岡山、かつて吉備国(きびのくに)と呼ばれた古代日本の地方国家で生み出された。吉備国は、筑紫、出雲、大和などと並ぶ有力な勢力の一つだったとされているが、吉備国をそこまでに押し上げた影には、このきび団子の存在があったと言っても過言ではない。

読者諸氏は、桃太郎のあらすじを思い出していただきたい。

きび団子一つで、犬、猿、雉(きじ)が家来になる。犬と猿は犬猿の仲と呼ばれるぐらい仲が悪いのに。彼らを引き連れて、鬼ヶ島で鬼退治をしてしまう。犬、猿、雉なんて何の戦力にもなりそうにないのに、自身の肉体の限界を超えた超人的な力を発揮して鬼たちを退治してしまう。

きび団子には、吉備国の秘術により、家来になってしまう強大な呪いが施されていると世間では思われているが、よく考えてみるとそれでは上の話と辻褄が合わないのである。

これは私の仮説だが、どう考えてもきび団子は(肉体の限界を超え自身の骨に罅が入りながらも鬼を倒せるほど)痛みを感じなくなり全能感に包まれる麻薬であり、(犬と猿が仲良くなるほどの)多幸感を得られる幻覚剤である。

このきび団子というドラッグを受け取ってしまったが最後、

芝先生「次の試合、負けろ」
受け取ったチーム「ワン」

となることは必定である。

そこで私は芝先生からのきび団子の受け取りを断固拒否した。芝先生によると拒否したのはやねうら王チームだけだったそうで、非常に残念そうにされていたが、そんな柔和な笑みに騙されるような純心な私ではないのだ。

そして、結果は皆様御存知の通り、やねうら王が優勝。白ビールは準優勝。

ふぅ。全く危ないところであった。あの【麻薬】きび団子【幻覚剤】を食べていたらいまごろ…と思うと背筋が凍る思いだ。これで、読者諸氏もきび団子がどれだけ恐ろしいドラッグであるか、思い知ったであろう。

私も来年はこの効果絶大なる【麻薬】きび団子【幻覚剤】を持参して何食わぬ顔をして他チームに食べさせる所存である。

【WCSC29番外編】白ビールのきび団子」への10件のフィードバック

  1. 唯一ではないですが、PALの山口さんはしっかりときび団子を受け取ってくださったのですが、お返しにと中和剤の「リポD」をうちにくださり、これ幸いと飲んでしまったがために負けてしまったとさ!(>_<)

    • リポDのようなどこからともなく力が漲ってくるドリンクと聞くと私は、それは刺激剤系の向精神薬ではないのかと思うのですが、コカインやアンフェタミン、メタンフェタミンのような麻薬との違いを誰か教えてきぼんぬ。

      • リポDを飲んで元気になるのは、カフェイン、アルコール、糖分の作用です。この3つには即効性がありますが向精神薬の成分は入っていません。いわば、安全性は高いものの、一時的に元気になる成分でごまかされているのです。
        精神病の薬と覚醒剤の区別は、合法と非合法の紙一重で、複雑な分子構造の一部だけが違うだけだったりします。
        あと、麻薬は植物から作られ、覚醒剤は化学合成で作られたものです。

  2. 何という会社のきびだんごなのでしょうか?
    試合が終わってから食べれば良かったのでは?

    • わかった、ここは クレオソート みたいな単語を流す場所ですか?w
      緩い感じを判定して後に使うようなやつとかw

  3. 本記事がどこまで本気なのか冗談なのかわかりませんが、いやもちろん冗談記事でしょうが、
    私も、本気の勝負なら勝負前のキビダンゴは辞退すると思います。

    何というか、平成天皇(現上皇)の1992年訪中時に印鑑贈られそうになって断ったという、噂なのか与太話なのかを思い出しました。

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