前回記事では、Stockfish NNUE(以下SF NNUEと略す)に関する情報を、英語圏の人達に届けるために書いたので、将棋界隈の人達が知りたい情報ではなかった気がするので、今回は、将棋界隈の人たちのためにざっと流れを書いておきます。
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Stockfish NNUE – The Complete Guide
NNUE評価関数がStockfishに移植されたので、それについて情報をまとめておきます。
本記事は、日本語と英語でお送り致します。
※ 英語版はDeepL翻訳を使って訳したものを修正したものです。
This article is provided in Japanese and English.
The English version is translated using DeepL translation.
やねうら王、mブランチとは何なのか?
WCSC30(第30回 世界コンピュータ将棋選手権)がコロナのために中止となり、代わりにWCSO1(世界コンピュータ将棋オンライン大会)が有志によって開催された。そこで優勝したのは水匠であったが、この水匠の思考エンジンは、探索部やねうら王、mブランチであった。mブランチとは何なのか。mブランチは何故強いのかについて軽く書いてみたい。
続きを読むやねうら王、Large Page対応で10数%速くなった件
Windows上でメモリ確保にLarge Pageを使うとランダムアクセスが5%程度速くなるそうです。やねうら王の場合、ランダムアクセスはわりと支配的なのでTT(置換表)と、EvalHash(評価関数の値をcacheしておくメモリ領域)と評価関数テーブルをすべてLargePageに割り当てることで10数%高速化することがわかりました。
続きを読む機械学習エンジニアのための将棋AI開発入門その2
棋譜解析で1スレッドで並列に解析する件
KENTOという赤字を垂れ流し続けている(?)オンラインの棋譜解析サービスがあります。
続きを読む機械学習エンジニアのための将棋AI開発入門その1
最近、機械学習を勉強している人が増えてきたので、簡単な機械学習ならわかるよといった人たち向けに将棋AIの開発、特に評価関数の設計について数学的な側面から書いていこうかと思います。線形代数と偏微分、連鎖律程度は知っているものとします。
続きを読むdlshogi強すぎクソワロタ
AlphaZeroの再現実験として、YSSの山下さん、Bonanzaの保木さん、Ray(囲碁ソフト)の小林祐樹さんのゴールデンコンビがタッグを組んだAobaZeroというソフトがあるのですが、ここ最近は棋力が停滞気味であります。
続きを読むやねうら王のエンジンオプションをUSIプロトコル原案に準拠させる件
ShogiDroidでやねうら王の一部のエンジンオプションが正常に動かないらしい。
今回は、この問題について詳しく書く。
USIプロトコル原案の魚拓
将棋ソフトで標準的に使われているUSIプロトコルですが、この原案、以前あったらしいサイトはドメインごと売りに出されていて、どうしたものかと思っていたのですが、以下のサイトで公開されているのを見つけたので、(またドメインごと無くなると困るので)魚拓代わりに本記事にコピペしておきます。
※ 2020/03/09 19:00時点での魚拓としてお使いください。
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