技巧を連続自己対戦フレームワークで動かす

強くなったかどうかを自己対戦させて勝率を見るわけですが、将棋所のようなGUIをCPUの論理コア数だけ立ち上げて自己対戦させるのでは手間が馬鹿になりませんので、開発者は専用のツールを作ってそれで対局させています。やねうら王では、連続自己対戦フレームワーク、そして最近pythonで書き起こした、新連続自己対戦フレームワークを用意しています。

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やねうら王ライブラリ VS Aperyライブラリ

今年の5月に開催されたWCSC26(第26回 世界コンピュータ選手権)では、Aperyをライブラリとして使ったチームが非常に多かったですが、今年10月の電王トーナメントではそのへんの勢力図はどう移り変わっていくのでしょうか。開発者向けのライブラリとして見たときに、Aperyではなくやねうら王を用いるメリットについて書いてみます。

本記事は、やねうら王の開発側から見た一方的な見解ですので、そのつもりでご覧ください。

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やねうら王で使える評価関数ファイル28バリエーション公開しました

私はかねてより評価関数ファイルを(評価関数パラメーターを)ゼロベクトルから学習させる必要性があると感じてました。これは、世界コンピュータ将棋選手権のルールにおいては、例えば、Aperyの評価関数から追加学習させるとAperyのライブラリを用いたことになり、ライブラリ申請をするときにAperyと書かないといけないからです。

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sfen文字列は一意に定まらない件

やねうら王 定跡フォーマット2016ではsfen文字列とそれに対応する(その局面での定跡となる)指し手をずらずらと書くようになっているのですが、sfen文字列は、一意に定まらないということをすっかり忘れていました。

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