今年の5月に開催予定のWCSC30(第30回世界コンピュータ将棋選手権)、コロナのせいで中止になりそうなのに、PR文書の提出期限は3月末なので何か書いて提出しなければならない。
仕方がないので20分ぐらいで殴り書きしたPR文書を提出しておいた。以下にそのコピーを貼り付けておく。なお、内容の正確性については一切保証しない。
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仕方がないので20分ぐらいで殴り書きしたPR文書を提出しておいた。以下にそのコピーを貼り付けておく。なお、内容の正確性については一切保証しない。
続きを読む昨年のWCSC29(第29回世界コンピュータ将棋選手権)にて、私の将棋ソフトである『やねうら王 with お多福ラボ』が優勝したのだが、このソフトのために施した独自の工夫についてCSA(コンピュータ将棋協会)の会誌に原稿を書いた。
続きを読むWCSC30(第30回世界コンピュータ将棋選手権)にやねうら王、エントリーしました。
続きを読む標題の件。ニコニコ生放送(叡王戦)の検討ソフトは長らく、SDT5の優勝ソフト『平成将棋合戦ぽんぽこ』だったのですが、昨日から叡王戦の予選が新たに始まり、検討ソフトが、WCSC29の優勝ソフト『やねうら王 with お多福ラボ 2019』に変わりました。
今回のWCSC29(第29回世界コンピュータ将棋選手権)では、AWSを利用するチームが目立った。ハイスペックなPCを持ち込んで戦うよりは、軽量なノートPCだけ持ち込んでAWSを使ったほうが機材の搬入が楽だし、スペックも悪くない。しかし、普段sshを使うこともないような人にとっては知らないことだらけでどうやって良いのか戸惑うことも多かった。かくいう私もその一人であった。そういう人の助けとなるように記事にまとめておく。
昨日、しがないテレビ番組のなかの「将棋フォーカス」というコーナーで先日開催された世界コンピュータ将棋選手権の様子が放送されました。
※ 「しがないテレビ番組」とは以下のツイートを受けてのジョークです。
将棋ソフトの世界では、Deep Learning勢はまだ上位のソフトに追いついていないようですが(WCSC29の決勝にDeep Learning勢は残れていなかった)、チェスのソフトの世界では、この勢力図がいままさに変わろうとしています。
囲碁ソフトのように人間による評価関数の設計が難しいとされてきた分野ではAlphaZero型の手法を採用したソフトの圧勝なのですが、将棋やチェスのソフトは比較的シンプルな評価関数(2駒関係、3駒関係やNNUEなど)でもそこそこの精度で盤面の評価ができるため、事情が異なるようです。
WCSC29でもAlphaZero型の手法を採用したソフトで決勝に残れたソフトはありませんでした。これはAlphaZero方式ですと学習が完了するまでにかなりの計算資源が必要になり、それを個人では負担できないという事情もあるのでしょう。