WCSC29(第29回 世界コンピュータ将棋選手権)ではアピール文書を3月末までにいったん提出しないといけないらしい。
そこで昨日『やねうら王 with お多福ラボ 2019』のアピール文書を書いて提出したので、それをそっくりそのままここに掲載しておく。なお、この文書は実験中の内容などを含むため、大会開始日までに最終的な内容を反映させて更新する。
WCSC29(第29回 世界コンピュータ将棋選手権)ではアピール文書を3月末までにいったん提出しないといけないらしい。
そこで昨日『やねうら王 with お多福ラボ 2019』のアピール文書を書いて提出したので、それをそっくりそのままここに掲載しておく。なお、この文書は実験中の内容などを含むため、大会開始日までに最終的な内容を反映させて更新する。
※ タイトルは「AWSの費用に換算して1000万円分の計算資源」という意味です。「AWSにおいて1000万円分の計算資源を溶かした」という意味ではありません。念の為。
WCSC29に参加することにしたものの、やねうら王、一向に強くならないんですよ。
WCSC(世界コンピュータ将棋選手権)自体、運営側の高齢化に伴い、その存続自体が危ぶまれている大会なのであまりルールについてあれやこれや言っても仕方ないかと思いながら傍観しているのですが、それにしてもライブラリ制度が穴だらけで自分で地雷を踏んでしまわないか心配ではあります。
経緯としては昨年のWCSC28(第28回 世界コンピュータ将棋選手権)で以下のような話があったからです。
やねうら王チーム、WCSC29(第29回 世界コンピュータ将棋選手権)の参加申し込みしました。
昨年の12月ぐらいから家のなかが寒くなってきたのでPCをフル稼働させるに至った。PCさえ動いていれば何でも良かった。ただ(PCの背面からの)温もりだけが欲しかった。
コンピュータ囲碁の世界では、長きに亘り良い評価関数を設計できずに苦心していました。評価関数というのは、人間で言うと大局観に当たる部分です。この部分をうまく設計するのが強い囲碁ソフトを作る上で必要不可欠なのですが、それは職人のような作業だと言われていました。
AWSでコンピューター将棋のためにvCPUの多いインスタンスを探すとm5.24xlarge(96 vCPU)やc5.18xlarge(72 vCPU)などが見当たりますが、どのCPUが最強なのでしょうか?
来年5月に開催される世界コンピュータ将棋選手権(WCSC29)では、ライブラリ本家は、(他のライブラリを使用していない限り基本的には)ライブラリ使用とはみなされないらしい。これについて、少し意見を述べたい。
WCSC28に出場したたぬき(the end of genesis T.N.K.evolution turbo type D)のNNUE評価関数をやねうら王にマージしました。このNNUE評価関数は、ニューラルネットワークを用いたもので、やねうら王のevaluate()のみの差し換えたもので、探索部は従来のやねうら王のままです。