AobaZeroはDeepMind社のAlphaZeroの追試をその目的としたプロジェクトであった。教師生成(棋譜生成)の部分をアウトソーシング化(?)してあり、誰でもGoogle Colabで棋譜生成に協力できるようになっていた。生成された教師は公開されており、誰でも利用することができた。昨年の電竜戦で優勝したGCTもAobaZeroの棋譜を利用していたし、他のdlshogiチルドレン(?)も、AobaZeroの棋譜にはずいぶんお世話になっているはずである。
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WCSC31直前レポート
WCSC31(第31回世界コンピュータ将棋選手権)はオンラインで開催されることが決定しています。当日はプロ棋士の方々による棋譜解説があるらしいです。
続きを読む何故、将棋の機械学習で天国と地獄メソッドが必要なのか?
今回、私はWCSC31ではみざうら王チームとして参加する。やねうら王に、水匠開発者のたややんさん、やねうら王のメンテナーのMizar(ミザー)さんが加わった形なので、水匠の「水」とMizarさんの「ざー」から、「みざうら王」という名前になった。
続きを読むGCTの学習メソッドは強化学習の常識を覆すかも知れない
昨年の将棋ソフトのオンライン大会である電竜戦で優勝したGCT。最近、floodgate(コンピュータ将棋のオンライン対局場)にgcttest_x6_RTX2080tiという強いソフトが登場した。これはそのGCTの開発者である加納さんが放流されている評価関数の育成中のGCTである。このソフトが2080TiというGPUの性能からすると強すぎるので、2080Tiの6枚刺しではないか、シングル(1枚刺し)だろという議論(罵り合い?)がなんとかちゃんねるでさかんに行われている。
続きを読む第31回世界コンピュータ将棋選手権は前年の優勝ソフトに9割勝つソフトがスタートライン
来る5月のゴールデンウィークに第31回世界コンピュータ将棋選手権が開催されます。COVID-19の感染拡大状況を考慮し、オンライン開催であることが決定しています。
続きを読むDeep Learningを使った将棋ソフトは詰将棋ルーチンがないとどれだけ弱くなるのか?
ふかうら王 3kn(3000ノード固定,評価関数GCT) VS 水匠 300kn(30万ノード固定)での対局で、これがほぼ互角のようなので、詰将棋ルーチンを無くすとどれだけ強さが変わるのかを検証してみた。
続きを読む将棋ソフト、長時間の対局は、Deep Learning系に軍配が上がるのか?
Deep Learning系の将棋ソフト(ふかうら王)と、やねうら王(評価関数:水匠)とで、長時間にした時にどちらのほうが棋力の伸びが大きいかについて計測したので公開する。
続きを読む将棋ソフト開発者はGeForce RTX 3080買うと後悔するぞ!という話
GPU、特にコスパが良いとされているGeForce RTX 3080が入手困難で困っている将棋ソフト開発者の皆さん。ドスパラでRTX 3090搭載のPCがすごく安くて即納なんです。
続きを読む渡辺明名人と東大教授で日本の脳研究の第一人者である池谷裕二先生との対談記事が間違いだらけである件
ここまでひどい記事は久しぶりだ。
渡辺明名人の疑問「将棋の初手でこれを指したら負けという“必敗”の手はありませんか?」 脳研究者の答えは…
https://number.bunshun.jp/articles/-/846635