先日、角換わり腰掛け銀で先手が69玉を経由せずに直接79玉~45桂と跳ねる仕掛けで千日手が結論ではないかという記事を書いた。
続きを読む「やねうら王」カテゴリーアーカイブ
香落ちの定跡の自動生成について
今週末(6月28日)に電竜戦TSECが開催される。指定局面戦と香落ち戦である。
続きを読む新ペタショック定跡233万局面の無償公開
WCSC35(第35回世界コンピュータ将棋選手権)でやねうら王チームが使用した定跡をMIT Licenseで無償で公開することにしました。
続きを読む水匠10をRyzen 9 9950Xで動かす
WCSC35(第35回世界コンピュータ将棋選手権)のたややんさんの生配信にお邪魔したときに、私は「Ryzen 9 9950X、将棋AI使う人ならば絶対買うべき」とめちゃめちゃお勧めして、たややんさんも「それはそう」と同意してくれていたのですが、そのあと、私が「9950Xを持ってないなら、人生の半分ぐらい損してる」と言ったところ、たややんさんから「それは、嘘くせー」とツッコミが入りました。
続きを読む将棋は大規模定跡によって終わってしまうのか?
floodgateという将棋AIの対局サイトでTuyouraOuというソフトが2週間レーティングで1位となった。
これは、私が放流しているソフトで、337万局面の大規模定跡を搭載している。dlshogiがWCSC35の時点で330万局面収録されているらしいので、(局面数においては)それを上回った形である。
続きを読む将棋は大規模定跡によって終わったしまったのか?
WCSC35(第35回世界コンピュータ将棋選手権)の二次予選において、dlshogi VS nshogiが、dlshogi思考時間0秒のまま勝ちきってしまった。言うまでもなく、二次予選において詰みまで思考時間0秒で指して勝利した将棋は、本大会初である。今回は、このことについて詳しく書く。
続きを読むWCSC35優勝ソフト水匠10の配布について
WCSC35(第35回世界コンピュータ将棋選手権)、皆様、お疲れ様でした!やねうら王もエンジョイ勢として(?)参加してきました。
続きを読む量子化誤差とやねうら王のFV_SCALEの件
やねうら王では、FV_SCALEという思考エンジンオプションが存在する。これは、評価値を計算する関数(評価関数と呼ばれる)が値を返す直前に割り算するときに用いられる。
続きを読む将棋AIの強化学習の基礎が根底から変わりそうな件
将棋AIでは、教師(教師局面)を生成して、そこから評価関数パラメーターの学習を行っている。AlphaZeroなんかもそうしている。
続きを読む第5回将棋AI電竜戦本戦で優勝した氷彗とは何者なのか?
先月末(30日)から、2日間、第5回将棋AI電竜戦本戦が開催された。正式名称は「文部科学大臣杯第5回世界将棋AI電竜戦本戦」と言う。ここでは、「第5回電竜戦」と書くことにする。
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