去る5月3日~5日に開催された第34回世界コンピュータ将棋選手権(以下WCSC34と略す)について、私の視点で書きたいことをいくつか書いておきたい。
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第34回世界コンピュータ将棋選手権、明日から開催
世界最強の将棋AIを決定する「第34回 世界コンピュータ将棋選手権」が明日から3日間に亘り開催されます。
続きを読む将棋の本を書くのに棋神アナリティクスが使われ始めた件
これを書くの何度目かわからないが、将棋AIを無償で入手できる時代は疾うに終わりを告げた。dlshogiのモデルファイルは2021年の8月に公開されたのが最後であり、水匠は水匠5を最後に、水匠6,7,8は公開されず、tanuki-シリーズの最新版『Lí-VENGE』は有償公開となり、やねうら王の探索部の開発版(公開版より一回り強い)は、やねうら王の支援者に向けて発行されるやねうら王News Letterでのみの公開となった。
続きを読むチェスAIはNNUE導入以降、どう変わったのか?
やねうら王の評価関数にNNUE(差分計算可能な3層程度の全結合ニューラルネットワーク)が採用されて数年の時を経たのちに、チェスのAIであるStockfishにNNUEが導入された。
続きを読む先日の電竜戦HWTで優勝した最強の将棋AI、BURNING BRIDGESの入手方法について
将棋AIの大きな大会には、WCSC(世界コンピュータ将棋選手権)と電竜戦とがあるが、どちらも普段はハードウェア無制限である。
続きを読む第2回電竜戦HWT総括
第2回 マイナビニュース杯電竜戦ハードウェア統一戦がBURNING BRIDGESの優勝で幕を閉じた。
続きを読む双方連続王手の千日手が成立しないことの証明がなされた?!
先日、このブログで逆王手が含まれる連続王手の千日手に関する記事を書いたのだが、その時に「双方連続王手の千日手が成立しない」ことはまだ証明がなされていないということについてちらっと触れた。
続きを読む大人の数トレチャンネルで対談してきました
大人のための数学教室「和」(なごみ)の創業者、堀口智之さんと対談してきました。
続きを読むチェスAIが探索なしでグランドマスターレベルに到達した件
Google DeepMind社がtransformerを用いたチェスAIで、探索なしにグランドマスターレベルに到達したという論文を発表した。
続きを読む将棋AIはなぜ入玉がヘタクソになってしまったのか?
いまどきSNSで馬鹿でかい主語を使うとすぐに炎上する。「女と言うものは」とか「人類は皆」とか、そういう馬鹿でかい主語で語ることについて誰もが細心の注意を払っている。
ところが、「将棋AIは入玉がヘタクソ」と誰かが言ったところで炎上なんてしない。プロ棋士が「いまの将棋AIはこうなので…」みたいな発言をしたところで、「いやいや、こっちの将棋AIはそうじゃないよ」と誰からも指摘が入らない。
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