pythonからやねうら王を駆動できるアダプターAyane、公開しました

みなさん、python使ってますかー?私、久しぶりにpython使ったら文法とか全部忘れてるんですよ。リハビリを兼ねて、pythonからやねうら王を使うためのアダプターを書いてみました。1000行近い意外と大きなソースコードになってしまいましたが、かなり綺麗な設計になっていると思うので、使いやすいと思います。

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AWSに思考エンジンを配置してssh経由で使う方法

今回のWCSC29(第29回世界コンピュータ将棋選手権)では、AWSを利用するチームが目立った。ハイスペックなPCを持ち込んで戦うよりは、軽量なノートPCだけ持ち込んでAWSを使ったほうが機材の搬入が楽だし、スペックも悪くない。しかし、普段sshを使うこともないような人にとっては知らないことだらけでどうやって良いのか戸惑うことも多かった。かくいう私もその一人であった。そういう人の助けとなるように記事にまとめておく。

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EvalHashの最適なサイズは?

やねうら王でも、評価関数の計算時間は馬鹿にならなくて、NNUE型の評価関数でもCPU時間の40%~50%は評価関数の計算に費やされている。評価関数は前局面からの差分計算しているものの、それでもわりと重たい処理だ。(他の部分がさまざまな最適化によって、ほとんど時間を費やさなくなっているとも言える。)

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将棋の定跡でgameply(初期局面からの手数)って要ります?

やねうら王の標準定跡形式において、局面はsfen形式で書かれています。sfen形式は末尾にgameply(初期局面からの手数)が書かれています。やねうら王では、gameplyが異なる場合、その定跡にはヒットしませんでした。

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