AWAKEのKPEの実装に向けて その1

AWAKEがやっていたKPEをやってみたいと思っています。

その前に、まず、「AWAKEのKPA」とは何か?と言うところから。

KPAとは評価関数パラメーターの学習のときの次元下げの方法です。
最終的に出来上がる評価関数パラメーターの意味と数は同じです。

AWAKEの巨瀬さんいわく、KPAのAはAttack(利き)の頭文字なのだそうです。

平岡「ちょっと待ってください」

おっと、ここでAperyの平岡さんから待ったの声がかかりました!

平岡「利きならE(Effect)じゃないですか?」

そうですね。

ここで、ちょっと解説しましょう。Attackという場合、駒は、空の升と敵駒のあった場所に行けます。自駒のある場所にはいけません。Attackは攻撃できる升という意味ですから。これに対してEffectという場合、利きであり、駒は空の升と敵駒および自駒のいる升にも利いていると考えられます。

つまり、A≠E , A⊆E なんですね。そしてAWAKEがやっているのは、KPAではなくKPEです。

平岡「いまからでもKPEって呼ぶようにしたほうがいいですよ?」
やね「もう手遅れです。私が散々KPAって書いて広めてしまいました。」
平岡「いまなら、まだ間に合いますよ?」
やね「だって、いまからAをEに変えたら、AWAKEがEWEKEになっちゃうじゃないですか。えーやだー」
平岡「何言ってるんですか」

みたいな夢を見たので(夢かよ!)、本記事のタイトルは私の良心から「KPE」にしておきました。(つづく)

AWAKEのKPEの実装に向けて その1」への4件のフィードバック

    • Stockfishなどのソースコード上は利きはEffectになってるんです。チェスの用語集を見ると「利き」の訳語として「Control」が書いてあるところがありますね…。どうなんでしょう。

      • 推測になりますが…

        ①Stockfishの作者はイタリア、ノルウェーからなのでそうなった。日本語感覚でAttackとしたのと同様。
        ②開発者は自分ではチェスを指さない…よって、用語に疎く、適当に当てはまる言葉を使用。

        …さて、真実は???

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