鬼殺しはプロ相手に通用するのですか?

電王戦FINALへの道 #52,#53にて、Seleneが鬼殺しを採用して永瀬六段に勝ったようです。

将棋ファンの方はもちろんご存知だと思いますが、鬼殺しはプロの世界では成立しない戦法とされていて、現代のプロ棋戦で採用されることはありません。


この鬼殺しをSeleneが採用し、永瀬六段が勝手に転んで負けたかのような棋譜です。永瀬六段は鬼殺しの定跡をもちろんご存知でしょうけど、その手順よりさらに欲張って(?)、さらなる有利さを求めて戦った結果、負けてしまったのだと思います。

そう考えるとこういう絶滅したはずの戦法も短い時間の一発勝負であれば意外と対局相手が勝手に転ぶ可能性があるのかなとは思いました。電王戦の本番では永瀬六段は、もっと慎重に指されるでしょうから、さすがに鬼殺しで負けることはないかと思いますが。

ともかく、プロ棋士が鬼殺し相手に負けるという珍しい棋譜が見れたのは電王戦のおかげですね。

こういう、現代ではプロの間では通用しないとされている戦法のほうをコンピュータが持って、それをプロ棋士が咎められるかというのをやれば興業的には面白いんでしょうね。

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鬼殺しはプロ相手に通用するのですか?” への3件のコメント

  1. 奇襲っていうか切り札っていうか。
    マイナーなものは研究が進んでないのでここぞっていうときに本気でやられたら対応負けすることはあると思います。
    頭の中でサジェストするときにそれが候補にあがらなかったりするんですよね。

    • 77桂の局面で深くまで探索させると42玉を推してきます。色んな変化になったときに48銀よりわずかに勝るようです。

      本譜の永瀬六段の採用した74歩はやねうら王に深くまで探索させると形勢互角ぐらいのようで、そういう意味からすると大悪手のようです。

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