王手将棋は本将棋とどれくらい異なるのですか?

王手将棋は本将棋の評価関数など搭載するぐらいなら計算力に任せてひたすら読みに徹するほうが強いのではないかというコメントを頂戴したが、決してそんなことはない。

やねうら王は評価関数としてゼロベクトルの評価関数(駒得だけの評価関数として動作する)も公開しているのでこれを用いて対戦させる。

王手将棋 , 真やねうら王の評価関数 vs ゼロベクトルの評価関数
4スレ1秒 : 2693 – 2 – 1825(59.61% R67.59)
4スレ3秒 : 926 – 0 – 444(67.59% R127.69) 時間が長いともっと差は開くと思う。10秒でR160ぐらいの差だろう。

こうして考えると本将棋に出てくるような陣形が、王手将棋でもそこそこ通用するということは結論出来る。

しかし、本将棋においては、駒得だけの評価関数と真やねうら王の評価関数とではR1200程度の差があるわけで、それと比べると王手将棋においては真やねうら王の評価関数はあまり適切ではない。

最強の王手将棋を標榜するからには、やはり、評価関数の大規模学習を行うべきである。しばし待たれよ…。

王手将棋は本将棋とどれくらい異なるのですか?” への9件のコメント

  1. 王手将棋は本将棋の前段として機能しうるのでしょうか。
    王手将棋をガチで育てて、それを本将棋の評価関数と合成する・・・と?
    なんかワクワクします。

  2. 実験ありがとうございます。
    評価関数としては本将棋用のもののほうが優れている、ということはわかりました。
    ただ、私のいう駒得のみの評価関数というのはKPPTをゼロベクトルにしたものではなく、KPPTの計算自体を省略したものです。KPPTは駒得のみの評価関数に比べるとnpsが2~3倍は違うわけで、本将棋用のKPPT評価関数は王手将棋ではコスパが悪いと思います。
    というのも、王手将棋は本将棋とは目指す形がかなり異なります。王手将棋は数十局くらいしか指したことないですが、本将棋にはない筋を読み抜けして何回も負けました。
    本将用の評価関数でバサバサ枝刈りしてしまっては肝心の詰み筋に読みが届かないと思うのですが……。

    • > 本将棋用のKPPT評価関数は王手将棋ではコスパが悪いと思います。

      コスパ自体はめちゃくちゃ悪いでしょうね…。R1000ぐらい上がらないといけないところがR200ぐらいしか上がってないので…。まあ、しばらく学習回してみますので楽しみにしていてくだされ…。

    • まだ先手で有利になる手順をソフトが見つけている段階ではないので、先後で差はないと思いますよ…。たぶん突き詰めていくと先手必勝のような気はするので、そのへんまで持っていけると良いのですが…。

      • 先手の勝率が高いのでRが伸びないのかなと思ったのですが、そうでもないんですね。

        王手将棋は指したことがないのですが、リンク先のページを読んでみると、本将棋の評価関数ではあまりRが伸びない結果に納得できました。

        先手を持ったら必勝のソフトができることを期待してます。

        http://outeshogi.web.fc2.com/

        • そのサイト、私、むかーしに見たことがあります。そして、そのサイトに出てくる後手の囲い、なんと、新しい評価関数ではやねうら王はその囲いにするようです。

          • おお!はやい!

            先手必勝の証明は難しいと思いますが、王手将棋に詳しい人でも後手を持つと勝てないソフト、意外と短期間でできるのかもしれませんね。

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