GCTチーム、前回電竜戦から激つよになった評価関数を公開する

惜しくも二次予選敗退となったdlshogi with GCTですが、その評価関数、実行ファイルが公開されました。

// dlshogi with GCT(WCSC31バージョン)のWindows版ビルド済みファイル公開 : https://tadaoyamaoka.hatenablog.com/entry/2021/05/05/121233

私の計測では、昨年の電竜戦で優勝したGCTから+R260ほど強くなっています。電竜戦の持ち時間(10分1手2秒加算)であれば、NNUEを圧倒しているはずです。

今回のWCSC31で分かったように長時間で、NNUEのほうが棋力の伸びが良いのは、評価関数の仕上がりというよりは探索の問題もかなりあるように思います。まあ、短時間でGCT+R260も強くなっていれば、dlshogiの探索の仕上がり次第で一気にDL勢の天下になると思います。

また、わりと安いGPUでも10knps(秒間1万局面探索)ぐらい出ますが、この400倍のnpsのNNUEとほぼ互角なので4Mnps(4コア8論理スレッドのCPUでそれくらい)のNNUEとほぼ互角。このバランスなら、家庭用レベルのPCでもGPU強化してDL系の将棋ソフト使うほうがコスパ良いかも知れません。

計測結果)

engine1 = YaneuraOuV601.exe , eval = suishou_wcso1
engine2 = YaneuraOu-Deep-TensorRT_V603.exe , eval = deep\model-0000226kai
T1,n2400000.n6000,814 – 76 – 762(51.65% R11.47[-2.93,25.87]) winrate black , white = 52.92% , 47.08%

// 水匠240万node(1スレッド) VS model-0000226kai 6000node で水匠側 +R11.47 という意味。
// この条件で、水匠 VS GCT電竜だと水匠側 +R275なので、GCT+R264。

engine1 = YaneuraOuV601.exe , eval = suishou_wcso1
engine2 = YaneuraOu-Deep-TensorRT_V603.exe , eval = deep\model-0000225kai
T1,n2400000.n6000,833 – 95 – 746(52.75% R19.16[4.76,33.56]) winrate black , white = 52.63% , 47.37%
// こちらは、GCT電竜+R255.84。

対局開始局面は、やねうら王の互角局面集 : records2016_10818.sfen

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