第32回世界コンピュータ将棋選手権 2次予選

第32回世界コンピュータ将棋選手権 2次予選が始まりました。やねうら王は、直前まで書いていたクラスター化のプログラムが単体エンジンよりちっとも強くなくて大爆死の予感です。

このブログは、のちほど追記します。

大会スケジュール

・5月4日(水):2日目 2次予選
9:00    開場
9:30    受付締切
9:30-10:00 連絡・参加者用LAN対戦テスト・準備
10:00-13:15 1回戦~3回戦(65分×3)
13:15-13:25 休憩(10分)
13:25-17:45 4回戦~7回戦(65分×4)
17:45-17:55 休憩(10分)
17:55-20:05 8回戦~9回戦(65分×2)
20:05-20:20 結果、通過者発表
20:20-21:00 後片付け・配置換え(40分)
21:00    閉場

特設サイト
https://drhoshiken.com/wcsc/32/

ライブ中継
http://live4.computer-shogi.org/wcsc32/

YouTube公式配信
https://www.youtube.com/watch?v=rKcsArj5yfw

たややんさんの実況
https://www.youtube.com/watch?v=MjEYMqAAtuQ

■ 第1,2回戦

あと、スーパーテラショック定跡、3GBちょっとあって、zipに圧縮してAWSに転送したあと、zipを解凍しようとしたらディスク容量が足りずに解凍できませんでした。(素人かよ!)

そんなわけで、第1回戦,第2回戦は定跡なしで戦いました。スーパーテラショック定跡は、定跡ファイルにその局面の全合法手が登録されているのですが、上位数手だけの定跡ファイルに変換するPythonのスクリプトを速攻で書いて、第3回戦からは定跡ありで対局しています。

■ 第3回戦

S.Lightweight-EFの定跡(s-book_blackに数手延長した定跡)通りにやねうら王が不利な局面まで行ってしまったみたいです。本局は定跡負けのようです。

NNUE系はいくら探索が強くなっても、s-book_black対策しないと大会でこの手の頓死をして勝てない意味がありますね。

■ 本局のやねうら王のスペック

マシン : AWS c6a.metal NPS(1秒間の探索局面数) 1億強ぐらいです。
クラスター : 書いてたんですけど単体エンジンより強くなってないので使ってません。
探索部 : 直前まで強くしてたのですが、その強くしたものを全部やねうら王のGitHubに反映させたので他のチームとの差別化ができていません。
定跡 : スーパーテラショック定跡なのですが、サーバー側のストレージが足りなかったのでシュリンクしたものを使用しています。

■ 第4回戦

Miacisとの対局。先手のやねうら王側はスーパーテラショック定跡の26歩84歩58玉の出だし。

途中、千日手になりかけたのですが、Miacisが千日手手順を選ばなかったので助かりました。WCSCでは千日手で引き分けになると、0.5勝扱いなので下位のソフトに対して千日手にしないというのも大切なところです。(Miacisがやねうら王にとって下位のソフトなのかはわかりませんが)

そういう意味では、

・下位のソフトに対しては引き分けになりにくい局面に誘導する定跡を用いる(今回、出来てない)
・s-book_blackに勝つ定跡を作る(今回、出来てない)

は、今後やらねばならない課題だと思います。

■ オンライン参加でも大変

今回、WCSCは現地参加可能ではあるんですが、オンラインでも参加可能です。オンライン参加になってから、前日移動とか、ホテル宿泊とかが要らなくなって、楽にはなったのですが、ところが、今回、対局サーバーが不安定らしく、1局ごとにサーバーを再起動するそうです。

そのため、参加者は1局ごとに再ログインが必要になります。あと、次の対局の開始直前にサーバーを再起動するため(前の対局、全チームの対局が完了してからサーバーを再起動するため)、参加者はそのタイミングでログイン操作が必要となります。わりとシビアで食べに行く暇もありません。

もともとWCSCは、参加者が将棋所を使って対局させる場合、将棋所が自動再接続に対応していないため、一局ごとに対局サーバーからログアウトさせられてしまいます。その点、電竜戦は、将棋所が自動再接続に対応しているため、原則的には一度接続したらそのまま放置でも対局が進行します。

将棋所がWCSCのサーバーへの自動再接続に対応すると良いのですが…。

■ 第5回戦

dlshogiとの対局です。早い段階でやねうら王が入玉したものの、駒点が全然足りません。そのあと、dlshogiが寄せをもたついている間にやねうら王が粘りに粘って320手に達しました。

WCSCはルール上320手で引き分けなのですが、やねうら王側は安全を見て引き分けの手数は322手に設定しています。

■ 第6回戦

名人コブラ戦。やねうら王が先に入玉したものの、例によって駒点の足りず、粘っていたところ、256手付近で名人コブラが自爆しました。たぶん、引き分け設定を256にしたままではないかと…。(WCSCは320手引き分けというルールです)

■ 第7回戦

対戦相手は、ख़ です。 ख़ は、スネ夫の横顔ではありません😅
// ヒンディー語で /x/ の発音のようです。

Qhapaqの澤田さんのチームです。

先手のやねうら王は初手58金右。これにスネ夫…でなかった、ख़は、定跡になかったようで、いきなり30秒の小考。

その後、相雁木風になって、千日手っぽかったんですが(本大会、こんなんばっかり)、ख़ が仕掛けてきてくれたので打開して勝利しました。相手が本気で千日手を狙ってくると、いまのやねうら王は、これくらいの短い持ち時間では打開不可能だと思います。

Stockfishでは千日手をなるべく回避するために、引き分けのスコアを0ではなく、 +1 , -1 をランダムに選ぶ感じになっているのですが、やねうら王ではそのコードを取り入れても千日手率は減らないし、おまけに勝率が下がったので採用していないです。

■ 第8回戦

いまのところ無敗の二番絞りとの対局。

先手のやねうら王は初手96歩。これでいきなり二番絞りの定跡から外れた模様。

やねうら王、いいところ無しのまま敗勢に。二番絞りはGCPを借りてるようなのですが、もしかしてA2 VM(A100×16)ですかね…。

しかし、このあとやねうら王がクソ粘りを見せて320手引き分けに。やねうら王、これで5勝1敗2引き分け。決勝進出はこの時点でおそらく確定。

■ 第9回戦

5勝以上が10チームで5勝どうしの直接対局が2局あるので、やねうら王は決勝進出確定。体力の限界なのでやねうら王をサーバーログインさせて、もう寝ます。(´ω`)/~~~

明日の決勝の記事に続く。

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