— 「前のやねうら王(やねうら王2014年電王戦出場バージョン)に比べて今回のもの(やねうら王2015年電王戦出場バージョン)は、どれだけ強くなってるんですか?」
私「今回のものは前のバージョンに比べると9割5分ぐらい勝ち越します。」
— 「(カメラの角度を変えて)こっちからも撮っときましょう。」
私「今回のものは前のバージョンに比べると9割5分ぐらい勝ち越します。」
— 「(カメラの角度を変えて)こっちからも撮っときましょう。」
私「今回のものは前のバージョンに比べると9割5分ぐらい勝ち越します。」
— 「すみません、テープいっぱいでさっきから撮れてなかったみたいです!」
私「(゚д゚)え、どこから…」
— ソシャゲで上位ランカーだそうじゃないですか?そのプレー画面とか撮らせてもらえませんか?
私「名前バレするとそのゲームがやりにくくなるので嫌です。」
— 「グラディウス(ゲーム)を足でプレーしながらピアノを演奏する」みたいな変人エピソードは他にありませんか?
私「さっきから、なんで私の変人エピソードを集めようとしてるんですか!(笑) 」
— この将来、コンピューターは感情を持っていくと思われますか?
私「名人戦のようなタイトル戦が行われると、なんとかちゃんねるでは激指で検討する人がいるわけですよ。それで対局者が悪手を指すと、激指の評価値が急激に落ち込んだりするんです。そうすると、『激指先生が怒っている』『激おこだ』『激おこだ』と書き込みがあるわけですよ。ソフトの評価値を見て、まるでそこに感情があるかのように受け止める。それが人間なんじゃないですかね。」
— 将来的に将棋ソフト自体に感情を組み込む、みたいなことはありえますか?
私「将来どころか、現在においても将棋ソフトは感情を持っていると私は思っていますけど?」
— え。それはどういう意味で?
※ この部分の回答、長くなるので、別の記事で詳しく書きます。
— 他の開発者の方に聞いても「やねうらおさんは天才プログラマーだ」という声が強いですが、ご自分ではどうお考えですか?
私「私ね、小学生のときに知能テストですこぶるいいスコアが出て、特殊な進学塾に入れられたんですけど、そこでは全くの落ちこぼれだったんです。(詳しくは昨日の記事) だから、あの知能テストの結果は嘘やったんちゃうかなとずっと思ってたんですけど、社会人になってからは、やたらうまく事が運ぶので、もしかすると、あの知能テストの結果は、ほんまやったんかなぁと。そして、電王戦で結果残せたのは天才(だから)なのかなと思う部分はあるんですけど。」
— なるほど。
私「(佐藤映像のことだから、この最後の『電王戦で結果残せたのは天才なのかなと思う部分はあるんですけど』の部分だけ使って、自称天才プログラマー、みたいな映像にしたいんやろなぁ…。)」
※ 案の定、この最後の部分だけがPVに使われていました。
— 全体を通して、何かありますか?
私「これってPV公開までに日本将棋連盟のほうの内容チェックってあるんですか?」
— あります。将棋の普及発展の妨げにならないかという視点で。
私「今日のインタビュー、ほとんど使えなかったりして…」
— まあ…。
私「(開発者には事前にPVの内容のチェックさせへんくせに、日本将棋連盟にだけ事前チェックさせるのおかしくない?)」
インタビューの内容で特に書き残しておきたかったのは以上です。
kadongo38さんからは以下のようなツイートがPV公開前にありました。
ぼくが聞いた話では、2時間ぐらいの収録で、どこを切っても過激な発言しかしてないと、佐藤映像さんは困っていました。やねうら王さんは確信犯ですね。 / “電王戦3局用のPVの撮影終わりました【前編】 | やねうら王 公式サイト” http://t.co/3JPmZSrWDX
— kadongo38 (@kadongo38) March 19, 2015
まあ、この電王戦は「将棋ソフト vs プロ棋士」の戦いであると同時に、私にとっては「やねうらお vs 佐藤映像」、「やねうらお vs 日本将棋連盟」「やねうらお vs ドワンゴ」の戦いでもあるのですよ!
明後日が楽しみです。(でも寒いところは行きたくないでござる…。)
感情というか使命はありますよね。
プログラムは問題を解くために組まれるわけですから、正答にたどり着く使命があります。
その過程を切り取って妙なことしてたら泣いてるとか感じるんですかね。
所詮優先順位を切り替えて検索してるにすぎないと思うのですが、その中の感情とはどう表現されるのか楽しみにしておきます。
人間がある種の問題の正解に辿り着こうとするときに感情って役立つことがありますよね。逆に探索問題を効率的に解こうと思ったときに、感情らしきものがアルゴリズムに組み込まれている必要があると私は思っています。
なるほど。
そうして浦沢直樹も「PLUTO」で同じような事を言っていたと思います。
それは、経験測とか割り切りとかでしょうか。
不安とは奥が見えないこと、うれしいとは自分や自分に関連する何かにポジティブな影響がありそうなことなど、動機づけを明文化することは可能だと思います。
コンピュータにとってみればそれは評価関数による判断の一端だったりすると考えた時すごく寂しいです。
お先によこレス、失礼しました。
時に、こんな記事を見つけました。
松本 そうなんですよ。
しかもponanzaってものすごい攻め将棋で、村山七段は「狂犬のような棋風」と言っていました。
以上 -> https://cakes.mu/posts/8896
これ、ぽなは「狂犬のような」感情を持っている、、、とも読めますね。
是非とも函館現地解説所に行き、磯崎先生と握手したいですが、無理ですよね…
札幌から応援してます!
応援ありがとうございます。当日は対局室から離れられない予定であります。すみません(´ω`)
切り貼りのためにいろんな角度から撮ってるのでしょうか……うーむ
佐藤映像にそこまでの悪意はないとは思うのですけど。
>電王戦で結果残せたのは天才なのかなと思う部分はあるんですけど
世間では「客観的にみると間違いではない事」であっても「なまいきだと叩かれること」はよくある事であります。
当然「大人のやねさんはそのことは百も承知の上でのご発言」と理解しております。
そのへんは「頭脳は大人!精神年齢は子供!」なのでお任せください。
電王戦に出場するプログラマも棋士もみんな天才、って言っておけば丸く収まりますね
ある程度は演出として許される編集もあるかもしれませんが、ヒール役として悪意があると受け取れる程の印象操作をされているようにも思えてしまいます。
今回のSelene対永瀬六段の一戦で、ちゃんと見ている人からすれば(放送時の評価値はSelene優勢となっていたものの)永瀬六段が勝勢でおまけとしてバグを引き起こしたという流れであったことはわかっていますが、結果だけ見て「劣勢だからバグを引き起こして勝った卑怯者」みたいな反応をする輩が出ています。
そういう反応をしてしまう人は少なからずいるわけで、伊藤さんの名誉毀損問題もそれに類する人が原因だと感じています。
やねさんの昨年の出来事もありましたが、その経緯もきちんと理解せず印象だけで「ルール無視のやねうらお」みたいな反応をする人がいますが、印象操作のあるPVもそれに拍車をかける要因になっていると思います。
一個人としては、どうにも理不尽にやねさんが悪者扱いされる(ニコ動で攻撃的なコメントがでる)ことが不愉快でたまりません。
他の開発者の方からの発言など何かしらの形で、やねさんは尊敬されるべき存在だということ(BM98の作者だとか、bonanza/GPS将棋解析の実績だとか)を電王戦中など公衆の場で表現していただきたいものです。
横レス失礼します。同じように感じていたのでついでで書かせて頂きます。
どうもやねさんの名誉回復が十分になされていないのでは無いでしょうか。
去年の電王戦を見ただけの人からするとやねさんが一方的に悪くて将棋連盟やドワンゴ側には一切非が無いと思っている人がちらほら。そのようなコメントが多数見受けられます。
一切合切の責任をなすりつけられてヒールになっている状況は苦々しい感じがします。
やねさん本人はそれくらいの雑音はへっちゃらのようですが、見ている方としてはなんだかなぁ、という気が・・・。
まあ、私の場合、自分のブログにそこそこのアクセス数があり、このブログで舞台裏(?)を配信できているのがせめてもの救いですね。いい時代になったものです。
いよいよ稲葉陽さんとの対決ですね。楽しみです。
感情の話、期待しています。感情とは驚く、好奇心、焦り、困惑、尊敬、親しみ、恐怖、満足、優越感、悲しみ、怒り、愛・・・
初めまして。記事楽しく拝見させて頂いてます。電王戦当日は色々大変な事もあるかと思いますが、体調不良やマシントラブルなくいい戦いになる事を祈っております!
開発者の方に映像チェックが出来ないのは公平ではないですね(・ω・)お客さん、あるいは道場破り的な扱い?
磯崎さんは五稜郭とか歴史には興味ないとの事ですが、せっかくの舞台を用意して下さった地元の方々も楽しみにしておられると思うので、ちょっとした観光誘致のキッカケになるイベントでもあって欲しいな、と願っています^ ^ そんなん五稜郭とか僕が頼んだわけちゃうし!〜とか言わないでくださいね(笑)
出場するからには地元やスポンサーにも配慮しないといけませんね。
とりあえず、Microsoft SurfaceのことをiPadと呼んでスポンサーからクレームの嵐にならないように頑張ります。(´ω`)b
>ソフトの評価値を見て、まるでそこに感情があるかのように受け止める。それが人間なんじゃないですかね。
これはすごい返しですね。
「こいつ笑ってるから楽しんでると思いました」といういじめっ子が思い浮かびました。
人と人も感情なんてのは共有じゃなく、別々のものなんだなぁと、とても考えさせられます。