やねうら王でNNUE評価関数の学習をする方法について解説記事がなかったのでざっとまとめておきます。
月別アーカイブ: 2018年12月
『将棋神やねうら王』がWindows7無印で動かない件
『将棋神やねうら王』のアマゾンのレビューで、Windows7無印(SP1なし)で動かないという理由で☆1になっているレビューが2つある。今回、この件について、私の考えを述べたい。
コンピュータ将棋プログラマが白旗を上げ始めたようです。
コンピュータ囲碁の世界では、長きに亘り良い評価関数を設計できずに苦心していました。評価関数というのは、人間で言うと大局観に当たる部分です。この部分をうまく設計するのが強い囲碁ソフトを作る上で必要不可欠なのですが、それは職人のような作業だと言われていました。
2倍の思考時間を使うと人間はR200上がるという根拠について
2つ前の記事で、「将棋ソフトでは、2倍の思考時間を使うとR200程度上がります。R200は勝率で言うと約76%。」というのを人間にも当てはめたのですが、それは人間では成り立たないのでは?という意見が散見されるのでこれに対して私の考えを書いておきます。
40コア以上でのLazy SMPの効率改善について
将棋ソフト『PAL』の山口さんからWCSC28のときに、やねうら王およびStockfishのLazy SMPの部分のコードだと、コア数が増えてきた時に同じdepthを探索しているスレッドが増えすぎて良くないのではないかという指摘があった。
藤井聡太さんと最下位のプロとの読みの速度はどれくらい違うのか?
いまや将棋ソフトがトッププロより強いことは周知の事実ですが、プロ集団の棋力の個人差はどれくらいあるのかについて今回は考えていきます。
NNUE型評価関数はAVX-512化で速くなるのですか?
AWSでコンピューター将棋のためにvCPUの多いインスタンスを探すとm5.24xlarge(96 vCPU)やc5.18xlarge(72 vCPU)などが見当たりますが、どのCPUが最強なのでしょうか?
将棋ソフトは不成を生成するとどれくらい弱くなりますか?
歩の不成や香の敵陣2段目での不成、そして大駒の不成は打ち歩詰めが絡まない限り読む必要がない。なので、本来は読みの末端で打ち歩詰めが出現してから、その手前の局面でだけ不成の指し手を生成すればすれば良い。
『将棋神やねうら王』、クリスマスに向けて大規模アップデート計画中
最近、アップデートの開発が滞っているのではないか。どうしたのだと思われておられる皆様、こんにちは。