WCSCのtanuki-ライブラリ登録取消問題

WCSC(世界コンピュータ将棋選手権)自体、運営側の高齢化に伴い、その存続自体が危ぶまれている大会なのであまりルールについてあれやこれや言っても仕方ないかと思いながら傍観しているのですが、それにしてもライブラリ制度が穴だらけで自分で地雷を踏んでしまわないか心配ではあります。

そんなさなか、tanuki-ライブラリのNNUE評価関数の開発者である那須さんがWCSC29の参加を辞退。

NNUE評価関数が来年はライブラリとして使えなくなるようです。

NNUE評価関数は、その実装も含めて現代のコンピュータ将棋におけるオーパーツだと言っても過言ではなく、この時代には過ぎた代物であったのでしょう。

私のほうでは、NNUE評価関数を拡張したものを作っているのですが、那須さんのようにC++のtemplateで美しく書けるはずもなく、ニューラルネットの計算グラフを定義するとそのC++のソースコードを出力してくれるpythonのプログラムで何とかしています。(ダサいとか素人くさいとか言わない!) 選手権終了後に公開するかもです。

WCSCのtanuki-ライブラリ登録取消問題」への8件のフィードバック

  1. 10年後… 

    新評価関数が開発されR8000を達成。開発者のコメント…「NNUE?ナニソレ?」

  2. >> pythonのプログラム

    これが、世界に革命を起こす『やね計算グラフ』の始まりであった

  3. tanuki-さんにはWCSCのライブラリ登録を辞退した後も
    やねさんを通じて新エンジンを公開してもらえるので
    しょうか

    • tanuki-さんが御自身のGitHubでソースコードを公開し続けるのかどうかについては私のほうからは何とも…。
      まあ、他のソフトの改良点はやねうら王のほうでも取り入れていきますのでそこまで差はつかないと思いますけども。(`・ω・´)b

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