WCSC29でやねうら王が使用したテラショック定跡、公開しました

約700T(700テラ=700兆)局面探索して生成した30数万局面分の定跡ファイルを公開しました。

100テラショック定跡(WCSC29時点 , 700T)
https://github.com/yaneurao/YaneuraOu/releases/tag/BOOK-700T-Shock

本当はテラショック定跡は年末に発売を予定している『将棋神やねうら王2』の目玉にしたかったため、公開する気はあまりなかったのですが、私の公開している「アマゾンの欲しいものリスト」から、猫砂が大量に届いたため、これは何かお返しせねばと急遽最新のテラショック定跡を公開することにしました。私の欲しいものリストからプレゼントを送ってくださった皆様、本当にありがとうございます。

ちなみにWCSC29の上位ソフトはニコ生で使うらしいので、WCSC29で優勝したやねうら王もドワンゴさんにソフトを提供することになるのですが、ドワンゴさんに提供するのは今回公開するものからさらに定跡を追加生成して1.2P(1.2ペタ=1200兆)局面探索して生成した60万局面程度のバージョンを予定しています。これは電王盤で活用されるのでしょうか?(よく知りません)

あと、テラショック定跡は他のソフトと対局して生成していたのですが、それだと他のソフトと対局する時間が必要になってもったいないので、それはほどほどにして、現在掘ってあるleaf node(末端局面)から、MultiPV 4とかで探索して評価値が-200を下回らないそれぞれの枝を自動的に延長していくような生成も出来るようにしました。現在は、そうやって掘っています。『将棋神やねうら王2』のほうでは、3P(3ペタ=3000兆)局面探索して生成した150万局面程度の定跡ファイルを収録しようと考えています。

わりとプロの間で課題局面となっているような局面も含まれているようで、このようなコンピューターが自動生成した巨大定跡の指し手がプロの棋戦に登場する日も近いのかも知れませんね。

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WCSC29でやねうら王が使用したテラショック定跡、公開しました” への16件のコメント

  1. 1局面掘るの、AWS換算で6円ぐらい。自宅のPCだとその1/3ぐらい。ただし、gamePly(開始局面からの手数)が伸びてくると時間がかかるのでもっと…。あと、開始局面周辺はMultiPV 20とかで掘ってるので、そういうのもあって…わりとお金かかってます。(´ω`)

    • ギフト券も熱烈歓迎でございます(`・ω・´)b
      あまり色々もらうと「何か返さないと」というプレッシャーを感じなくはないのですが。

  2. 素人考えですけど、くじらちゃんみたいにクライアント資源の借用ってのはどうなんですかね
    あまり効率的じゃないんでしょか

    • 借りるためのコードを書くのもタダではなくて…。(´ω`)

      あと、悪意のある人が評価関数差し替えたりするのを防止できなくて、そのへんダブルチェックしたりするともったいないですし、4コアや8コア程度のPCで協力してもらっても焼け石に水ですし…。(電気代を考えると、その電気代分のお金もらってこちらで掘るほうが遥かに効率的)

  3. 猫は、どんな名前なのでしょうか?
    やっぱり『やねうら猫ちゃん』みたいな名前でしょうか?

  4. 「リアルな生首作りたい」ってVTuberのクラウドファンディングに1500万円集まったとか。

    流行りに乗るなら、将棋系VTuberをやってクラファンでお金を集めて成果物は定跡の公開という辺りでしょうか。

    分母的に手間がかかる割にそんなに支援者集まらないか。普通にクラファンでお金集めて定跡公開というのは有りかも?

  5. 将棋ソフトは「評価値+xで先手有利」と判断しているけれど、将棋の神様からすれば「両者最善手を指せば後手勝ち」のようなソフトの評価と真の値が異なる局面は多数あると思うのですが、「このくらい差がつけば神様にも滅多にひっくり返されないだろう」と思われる評価値の閾値はどのくらいだと思われますか?

  6. 700Tショック定跡と別の定跡を混ぜる場合普通にbinファイルに変換して混ぜてまたdbファイルにすれば良いのですか?それともBookEvalDiffの特別仕様の関係で別にやる作業がありますか?

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