やねうら王V6.50は水匠4を超えた件

以前から水匠4のほうが、やねうら王本家より若干強いという状況が続いていた。

と言うのも、水匠4の探索部は、最新のStockfishの探索部のコードを反映してあるらしく、その分だけ進歩しているからだ。

私からするとコピペしただけ(?)で強くなるって、どうなっとるねん!(Stockfishチーム、優秀すぎるやろ)みたいな感じであるが、やねうら王本家以外の(本家から改造した)探索部が広く使われる状況というのはあまり望ましくない意味もある。

これは、何らかバグ報告をもらった時に、水匠4でしか再現しない問題なのか本家でも再現するのかという、その検証に時間を費やすのがもったいないと言うのもあるし、「最強将棋AI、水匠4を無料でインストール!」みたいな記事やYouTube動画は、やねうら王本家のGitHubへのリンクや、本ブログへのリンクすらなく、導入した人がエンジンオプションの意味を理解せずに使っていたり、エンジンオプションの意味をどのドキュメントを見ればわかるのかすら書かれていないので、困ったちゃん製造機みたいになっているからである。

それはそれとしても、私としてはコンピューター将棋、特にStockfishのキャッチアップにこれ以上時間を費やすのも個人的にはあまり意義を感じないのだが、まあ、やねうら王のツイート経由でお正月のおせちをわりと買ってくださった方がいたので、気分を良くした私は、先週末にバージョンアップに励んだ。

https://twitter.com/yaneuraou/status/1440645088762208272

// おせちの早期割引はそろそろ終了なので購入される方はお早めに!

さてそれで、V6.05からすると短い時間で+R50程度強くなったので色々改造したことだしバージョンナンバーをV6.50に上げた。V6.50は水匠4にも無事勝ち越すようだ。

ちなみに今年の電竜戦(11月20日、21日開催予定)には、ここからさらに+R50ぐらい強くなったやねうら王V7.00(予定)で挑むつもりである。現場からは以上です。

11 thoughts on “やねうら王V6.50は水匠4を超えた件

  1. ブログ記事の最後の方のことですが、電竜戦はふかうら王でなくやねうら王で参加するのですか?
    あと新評価関数を作ろう企画はもう終わっちゃいましたか?どうも登場当初の標準NNUEはもう限界なんじゃないかと思い期待&楽しんでた企画でしたので…

    • > 電竜戦はふかうら王でなくやねうら王で参加するのですか?

      定跡をふかうら王で生成 + やねうら王のクラスターにする予定です。(このあと気が変わるかも)

      > 新評価関数を作ろう企画はもう終わっちゃいましたか?

      連載は余すところあと1回なんですけど、ちょっと結論が気に入らなくてまあいいかと思って…。(ちなみに最終的にもNNUEには全然及ばないです。NNUEの改良に役立つような色んなアイデアは詰まっていますが)

  2. Batch Sizeって検討は256で対局は128っていわれていますけど、どういう意味なんですか?
    ググっても出てきませんでした。

  3. すいません、コードは全くわらからないので質問したいです。強くなるというのは同じ評価関数を用いて対局時に強いってことですか?教師の学習の効率や精度が上がって強くなるってことですか?

  4. 小さいR差よりも本番でバグや設定ミスを出さなくする方が勝敗には影響する気がする。

    • 受験勉強いくら頑張っても当日体調崩したら何にもならない、みたいな話ですな…。
      // 受験勉強はcontrollable、体調管理はuncontrollableだと思ってる人。←どれだけ気をつけてても風邪ひいたりお腹痛くなったりするので。

      • なかなか本番環境でテストできないので大変ですよね。とりあえず徹夜して本番中寝るのはやめた方がよさそう。

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