やねうら王 V7.00をリリースしました。
前バージョン(V6.00系)からは、以下の改良がなされています。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 |
探索部、最新のStockfishに追随し、かつ探索パラメーターを調整した。(V6.00から+R40程度up) 評価関数の実行ファイルへの埋め込みを可能に。 水匠5(NNUE)の評価関数内蔵型の実行ファイル追加。 定跡ファイル2GB以上のものも取り扱えるようにした。 Qugiyのアルゴリズムを用いた飛び利きの高速化。(nps+5%程度up) リンク時最適化。(nps+2%程度up) FV_SCALE調整できるようにした。(これと合わせ、水匠5では前バージョンから+R100程度up) スーパーテラショック定跡生成コマンド追加。 fコマンド追加。 Graviton2をARM NEON SIMD対応 ベンチマークの実行時間を一定にする改良 学習時のテストロスの計算のスレッド並列処理をApery方式に変更し、高速化した エンジンオプションのEvalDirで指定されたフォルタにある"eval_options.txt"でエンジン設定を読み込めるように。 eval_options.txtはdlshogiの設定ファイルと同じ形式で書けるようにした。 定跡DB上に非合法手があると、その手を選択した場合、定跡にhitしなかった扱いになっていたのを修正。 Mac用(Intel Mac / M1 Mac)の実行ファイルも追加。 |
やねうら王V7.00の実行ファイル(Windows/Mac/Android)は、やねうら王のGitHubのReleasesのところからダウンロードできます。
https://github.com/yaneurao/YaneuraOu/releases/tag/v7.00
FV_SCALEの設定は24がいいのでしょうか?
水匠5はそうみたいですなー。
V7キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
リンク時最適化が何かは分かりませんが、2%程度upするんだ
-flto=thinとかのあれなのかな?
やねうら王 V7.00リリースと直接関係ないので恐縮ですが nodesと
visitsの意味について お聞きします
将棋所ではnodes(ノード数)を探索局面数と表示していますが
囲碁アプリだとvisits(訪問数)がよく使われています 訪問数
だとピンとこないのでvisitsも探索局面数(略称 探索数)と訳しても
問題ないでしょうか やねさんの ご意見をお願いします
nodesは(やねうら王などでは)、do_move(指し手で局面を進めた)の回数になってますね。反復深化で探索するので(探索の末端以外では)同じ局面を辿ることは多々あるので、実際はnodesの数分の1ぐらいしか局面を調べてない(評価関数を呼び出していない)感じはあります。
visitsは、新規接点(局面)を展開した回数でしょうね。おおよそ評価関数を呼び出した回数ですね。
そんなわけでそれぞれ異なる計測をしている異なる概念ではあります。
なので、アバウトに言うと、↓こうですね。
nodes = 辿った局面の数
visits = 調べた局面の数
M1 Mac用のBuild optionはどのようになっていますか?手元でBuildすると 32Bit 対応(32OTHER)にしかならないのです。
TARGET_CPUにM1を指定してください
ふかうらおうのV7,00がつかえません。dlshogiはつかえています。
trtのなかにevalファイルをつくりmodel.onnx
と renameしました。あと設定でいじったのは、hashを10240にし、uct thred を3にしました。将棋gui では初期化エラー、将棋所ではHash table allocation: Windows Large Pages not used. とでます。なぜでしょうか?
> Hash table allocation: Windows Large Pages not used.
このエラーは無視でOK.
たぶんTensorRTかcuDNNのバージョンが違う。
// どこかで説明する。