今回、WCSC31の決勝に残ったフルスクラッチのソフトにQugiyというソフトがある。評価関数は水匠(NNUE)をそのまま使っているらしいのだけど、探索部丸ごと(NNUEまで含めて)自力で実装したという、その技術力の高さに驚かされると共に、指し手生成がやねうら王よりも速く、飛び利き(飛車・角のような長い利き)もMagic Bitboardを用いずにbit演算で高速に求めているのだそうだ。
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【速報】WCSC31決勝に進出したRyfamateチームにたややんさんと私が加わる
WCSC31決勝に進出したRyfamateは、序盤はdlshogi、中終盤はやねうら王(NNUE)という合議型の異色のソフトです。
続きを読むWCSC31でDeep Learning勢が振るわなかったのは何故ですか?
WCSC31(第31回 世界コンピュータ将棋選手権)の決勝に進出した8チームのうちDL勢はPALのみ。昨年末の電竜戦で優勝したGCTは、そこから+R250ぐらいになっているにも拘らず予選落ち。強くなっているとは何だったのだろうか?
続きを読む将棋ソフトのStochastic Ponderとはどんな機能ですか?
dlshogiにはStochastic Ponderという機能がある。もともと将棋ソフトではponder(相手の手番で思考する)という機能があった。それのstochastic(確率論的)なやつだ。どういうことなのか?
続きを読むWCSC31、やねうら王のマシントラブルについて詳しく
WCSC31(第31回世界コンピュータ将棋選手権)、二次予選、やねうら王は予選敗退しました。
続きを読むDeep Learning系の将棋AIは何ブロックでやっているのか?
囲碁AIの対局から学ぶことにより、「今の人類は、昔の人類に7割くらい勝てるようになってるイメージ」らしい。囲碁AIとの関わり方についてとても興味深いインタビュー記事がニコニコニュースに掲載された。インタビュアーは、『りゅうおうのおしごと!』の白鳥先生である。
続きを読む俺氏、将棋が二人零和有限確定完全情報ゲームでないことに気づいてしまうwww
このブログをご覧の方は将棋が二人零和有限確定完全情報ゲームであることはご存知でしょう。これは、ゲーム理論や探索アルゴリズムの教科書にでも載っています。「二人零和有限確定完全情報ゲームって何?」って方は、Wikipediaでも見ていただくことにして話を先に進めます。
続きを読む将棋ソフトは2倍の思考時間でR200上がる…あれ、嘘だったわ
将棋ソフトは2倍の思考時間でR200上がるというのは通説だ。少なくとも同じ系統の将棋ソフト同士であれば、それぐらい上がっているように見える。
続きを読むDeep Learningを使った将棋ソフトは詰将棋ルーチンがないとどれだけ弱くなるのか?
ふかうら王 3kn(3000ノード固定,評価関数GCT) VS 水匠 300kn(30万ノード固定)での対局で、これがほぼ互角のようなので、詰将棋ルーチンを無くすとどれだけ強さが変わるのかを検証してみた。
続きを読むやねうら王、WCSC31にエントリーしました
WCSC31(第31回 世界コンピュータ将棋選手権)は、オンラインでの開催であることがすでに決定しているようです。
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