Qugiyの飛び利きのコード、完全解説

WCSC31(第31回 世界コンピュータ将棋選手権)でQugiyは、飛び利き(飛車や角、香のように遠方まで利く駒の利きのこと)に関して、新しいテクニックを披露しました。そのQugiyのアルゴリズムをやねうら王に取り込む予定だったのですが、作業は難航し、なかなか取り込めませんでした。

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たややん、水匠5で+R100アップさせてしまう

水匠開発者として有名なたややんさん。たややんさんは、思考エンジン部分には手を出さず、評価関数の学習に力を入れておられます。そのため、「たややんは、将棋ソフト開発者ではない」「たややんは、プログラム書けない」みたいな謂れなき中傷も一部で見受けられますが、そんなたややんさんの凄いところを同じチームメンバーとして書いていきたいと思います。

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スーパーテラショック定跡、元奨励会三段に見てもらった

電竜戦でも用いたスーパーテラショック定跡、GeForce RTX 3090を丸一ヶ月ほど回して作成し、150万局面も搭載している大作である。先日行われた第二回電竜戦では「やねうら王」の定跡としてこれをそのまま用いた。やねうら王は惜しくも予選敗退となったが、内容的には、そこまで悪くない。というのも、

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角換わりの結論は千日手

前回までのあらすじ) スーパーテラショック定跡生成手法という定跡生成手法を開発した。これは序盤感覚に優れているDeep Learning系の将棋ソフト(ふかうら王 = dlshogi互換エンジン)を用いた、現代にふさわしい定跡生成手法である。平手の初期局面から76歩に34歩を全否定するなど、スーパーテラショック定跡の序盤戦術は、この序盤の2手目を咎めようというところまで来ている。

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スーパーテラショック定跡が76歩に34歩を全否定

前回までのあらすじ) 先手番専用定跡s-book_blackが優秀すぎた。私が2年前に開発したテラショック定跡生成手法では到底太刀打ちできなかった。そこでやねうら王プロジェクトでは、新たにスーパーテラショック定跡生成手法というのを考案し、やねうら王に実装したのであった。

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先手番専用定跡s-book_blackの厚い壁

最近、プロ棋士の間でも将棋ソフトを用いた序盤研究がさかんになってきている。特に、Deep Learning系の将棋ソフトは従来の将棋ソフトとは一線を画するものがあり、序盤研究に欠かせない存在になってきている。

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