置換表は何故置換表と言うのか?

置換表とはtransposition tableの訳語である。詳しくはggrks。

そもそも「transposition」とは何か。

これはチェスにおいて手順前後で同一局面に到達することを言うようである。「手順前後」がわからない人はggrks。

同一局面に到達しているので、この局面をキーとして評価値などを記録する表があれば、手順前後で同じ局面に到達した場合、再度探索する手間が省けるので、それ用の表 —— ということで「transposition table」と命名されたようだ。

だから、「transposition」自体が意味するところは手順前後するための、指し手の交換のことのようである。

例えば、「76歩、34歩、26歩」という手順に対して、この76歩と26歩を交換しても同じ局面に至る。transpositionが指すのはこの交換のことのようで、だとしたら、これを置換表と訳したのは誰だか知らんが、やや誤訳っぽい気がしなくもない。

ともかく、局面をキーとして、それに対応する何かを保存する場合は置換表と呼んで良さそう…ってことで合ってるのかな?

置換表は何故置換表と言うのか?」への3件のフィードバック

  1. >置換表

    決して、月曜はあの道、火曜はあの電車、という計画表ではない。
    失礼しました。(三遊亭子遊三調)

  2. チェックメイトがそれなりにあるのがちょっと笑ってしまいました。
    その防御、紙かな?
    たぶん、飛車とか角とかなんでしょうけど。

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