角換わりの結論は千日手

前回までのあらすじ) スーパーテラショック定跡生成手法という定跡生成手法を開発した。これは序盤感覚に優れているDeep Learning系の将棋ソフト(ふかうら王 = dlshogi互換エンジン)を用いた、現代にふさわしい定跡生成手法である。平手の初期局面から76歩に34歩を全否定するなど、スーパーテラショック定跡の序盤戦術は、この序盤の2手目を咎めようというところまで来ている。

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スーパーテラショック定跡が76歩に34歩を全否定

前回までのあらすじ) 先手番専用定跡s-book_blackが優秀すぎた。私が2年前に開発したテラショック定跡生成手法では到底太刀打ちできなかった。そこでやねうら王プロジェクトでは、新たにスーパーテラショック定跡生成手法というのを考案し、やねうら王に実装したのであった。

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先手番専用定跡s-book_blackの厚い壁

最近、プロ棋士の間でも将棋ソフトを用いた序盤研究がさかんになってきている。特に、Deep Learning系の将棋ソフトは従来の将棋ソフトとは一線を画するものがあり、序盤研究に欠かせない存在になってきている。

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やねうら王がAobaZeroに駒落ちで負けまくっている件について

AobaZeroはいま駒落ちの評価関数の学習に取り組んでいるらしいのだが、そのスパーリングパートナーであるKristallweizen(探索部:やねうら王)が負けまくっているらしい。

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Googleさん、Colab Pro+を作ったのでColab Proをリソース制限してしまう

AobaZero(DL系の将棋ソフト)のプロジェクトは、Google Colabを用いて教師生成をしています。誰でも無料のGoogle Colab(Free版)でAobaZeroの教師生成を協力することができます。

…のですが、実際は、DL系のメインストリーム(いまはdlshogi)でもない将棋ソフトに協力する有志がそんなにいるわけもなく、プロジェクトの主催者であるYSS(将棋ソフト)の開発者の山下さんがColab Proを10アカウントを使用されていたようです。

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