やねうら王の評価関数にNNUE(差分計算可能な3層程度の全結合ニューラルネットワーク)が採用されて数年の時を経たのちに、チェスのAIであるStockfishにNNUEが導入された。
続きを読む先日の電竜戦HWTで優勝した最強の将棋AI、BURNING BRIDGESの入手方法について
将棋AIの大きな大会には、WCSC(世界コンピュータ将棋選手権)と電竜戦とがあるが、どちらも普段はハードウェア無制限である。
続きを読む第2回電竜戦HWT総括
第2回 マイナビニュース杯電竜戦ハードウェア統一戦がBURNING BRIDGESの優勝で幕を閉じた。
続きを読むいまの将棋AIは弱すぎるという言説について
最近、将棋AI界隈で、「いまの将棋AIは弱すぎる」という言説が盛んに囁かれるようになった。本記事では、将棋AIの何がどう弱いのかを説明する。
続きを読む双方連続王手の千日手が成立しないことの証明がなされた?!
先日、このブログで逆王手が含まれる連続王手の千日手に関する記事を書いたのだが、その時に「双方連続王手の千日手が成立しない」ことはまだ証明がなされていないということについてちらっと触れた。
続きを読む大人の数トレチャンネルで対談してきました
大人のための数学教室「和」(なごみ)の創業者、堀口智之さんと対談してきました。
続きを読むチェスAIが探索なしでグランドマスターレベルに到達した件
Google DeepMind社がtransformerを用いたチェスAIで、探索なしにグランドマスターレベルに到達したという論文を発表した。
続きを読む将棋AIはなぜ入玉がヘタクソになってしまったのか?
いまどきSNSで馬鹿でかい主語を使うとすぐに炎上する。「女と言うものは」とか「人類は皆」とか、そういう馬鹿でかい主語で語ることについて誰もが細心の注意を払っている。
ところが、「将棋AIは入玉がヘタクソ」と誰かが言ったところで炎上なんてしない。プロ棋士が「いまの将棋AIはこうなので…」みたいな発言をしたところで、「いやいや、こっちの将棋AIはそうじゃないよ」と誰からも指摘が入らない。
続きを読む第2回電竜戦HWT本戦、今日から
第2回マイナビニュース杯電竜戦ハードウェア統一戦(以下、電竜戦HWTと略す)の本戦(決勝トーナメント)が本日から開催される。
電竜戦HWTは、昨年行われた第4回世界将棋AI電竜戦TSEC、第4回世界将棋AI電竜戦本戦の上位チームに参加資格が与えられ、統一ハードで試合が行われる。賞金総額100万円以上であり、本戦はプロ棋士の解説ありで、注目度の高い大会だ。
続きを読む将棋のような先手必勝のゲームで後手番定跡を作るには?
将棋は先手必勝のゲームである。将棋AIの大会上位チームの開発者でそのこと自体を疑っている開発者はたぶんいない。とりあえずは、この記事を読むにあたって、これを事実として飲み込んでいただきたい。それで、このような先手必勝のゲームにおいて、後手はどのような戦略を取ればいいのかというのを書いていく。
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